吸血鬼ハンター"D"



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些細な説明
貴族 吸血鬼のこと。
人類が全面核戦争を起した後、生き残った人々が後退した文明の中で細々と生き繋いできた。
その中で吸血鬼が登場してきたのです。
不老不死の彼らは超科学と魔法を駆使した一大文明を誕生させるのです。
そして人類を隷属させ、自らを「貴族」と称したのです。「吸血鬼ハンター"D"」より
ダンピール 吸血鬼と人間のハーフのこと。
両親の特性を受け継いでいるため、人並みはずれた知力・体力を持ち日中でも行動可能である。
ダムピールと呼ばれることもありますが、ここではダンピールと呼ばれています。
吸血鬼ハンターとしては最高の資質を持っているのですが、人々に忌み嫌われています。
それは片親・吸血鬼の特性の1つである「吸血行為」のためです。
ひとたび血の誘惑にはまれば、倒すべき貴族と同じ状態になってしまうため、
ダンピールの吸血鬼ハンターは吸血鬼を倒すために呼ばれても、倒した後は邪険にされ石持て追われる
ことが多いです。
神祖 早く言えば吸血鬼の親玉(笑)
具体的な名前は話しの中では出てきませんが、読み進めていくとおそらく…と思い当たります。
映画の中では「吸血鬼王(バンパイア・キング)」と呼ばれていました。
あちこちでいろいろな実験・研究をしていたらしい。
"D" この物語の主人公。
絶世の美男子だそうです。そして本を読み進めていくとどうやら神祖に似ている面差しのようです。
父親が貴族、母親が人間のダンピールですが、普通のダンピール以上の能力を持っています。
左手に人面瘡(じんめんそう)を持ち、このおかげでほぼ不死身に近いです。
巻を重ねるごとに人間離れしてきて、口数も少なくなってきました(笑)
あちこちでいろいろな実験・研究をしてきた神祖の尻拭いをしています。
また、双子であり片割れは「にせD」として「D−双影の騎士」に登場します。
ハンター 人間にとって害をなす生物を狩ることを生業としている人のこと。
人狼(ワーウルフ)、大巨獣(ビヘイモス)、火竜など凶暴な妖物専門の腕利きはそれなりの実力を持ち、
名誉と報酬を保証されます。
ハンターの中で最高峰なのは、言うまでも無く吸血鬼ハンターです。「吸血鬼ハンター"D"」その他より
人狼(ワーウルフ) 吸血鬼とともに伝説から蘇った魔物、狼人間です。
強靭極まりない筋力を持ち、瞬間時速0.5マッハで駆けることもできるそうです。
強力な筋肉と背骨と呼吸器のパワーを一瞬に統合して、空中でもう一度ジャンプするような形で
方向転換することもできます。
筋肉細胞はすざましい再生能力を持ち、傷口は瞬時にふさがります。「吸血鬼ハンター"D"」より
ミュータント鶏 私達の世界で言うニワトリと同じような生物。
直径30cmもある卵焼きができるような卵を生むらしい。「吸血鬼ハンター"D"」より
究極の科学技術の産物である完全自動管制都市(サイバネーション・シティ)。
貴族の超科学力の粋を極めた都市。透明金属で構成された建物が建っている。
人間が貴族を駆逐したあとは、その機能の恩恵をささやかに受けて人類が生活している。
猥雑なまでのおびただしい数の人類は、貴族の作った機器を完膚なきまでに破壊しつくしたため、
自動管制都市としての役割はほとんどない。「吸血鬼ハンター"D"」より
時だましの香 貴族の生理的欲求が産み出した究極の化学物質。
夜は目覚め昼には眠るという生理に対抗するために作り出された香である。
その香りのたちこめるところは、時が夜であれば昼に、昼であれば夜に変わる
…というか体が錯覚に陥るのである。
原料は百合に似ている花草で、その茎から採れる透明な花汁。
茎にでも葉にでもかすり傷ひとつつけただけで、茎内の養分が変わってしまい効果が無くなってしまう。
出来あがりは青い蝋燭のようである。「吸血鬼ハンター"D"」「D−邪王星団」より
ミドウィッチの蛇女 辺境の一地区ミドウィッチ地方で数百人の村人を食い殺した3人姉妹。
3人に見えるが、数メートル下でひとつにまとまり、そこから銀灰色のウロコで覆われた
胴が水中に伸びている。
数年前その地方を通りかかった高僧の祈りで撃退されたという。
しかし人知れず逃亡しリイ伯爵にかくまわれていた。「吸血鬼ハンター"D"」より
十字架 "D"シリーズにはほとんど出てきません。というか、人間が使用する場面は意識的なものでは
出てきません。
貴族の弱点であるがために、貴族が人間を操作をし忘れ去られているからです。
DNAレベルでの操作のため、思い出すことはなく、また使われたとしてもその途端
忘れるように遺伝子操作されているのです。
話しの中に出てくるのは、"D"が相手を被害者ではないと確認する時がほとんどです。
吸血鬼たち自身にも、なぜ怖いのかは分からない。
眼でみずとも全身の皮膚感覚がその気配を感じ、その途端言い知れぬ力に金縛りにされてしまう。「吸血鬼ハンター"D"」より
ニンニク これも上記の十字架と同じく、遺伝子操作で貴族の弱点という事実が忘れ去られています。
吸血鬼の弱点であるこの2つを封じる事で、作者も筆を進め難いことや進めやすいことが
あったのではないか、と考えてしまいます(笑)
気獣妖術師たちが自ら生み出した妖物の一つ。
自らの念力が生み出した透明な獣。「吸血鬼ハンター"D"」より
霧魔霧状の妖怪。
朝霧にまじってあらわれ、作物や家畜の皮膚を腐らせる辺境の厄介モノ。
熱に弱く、動きも鈍いのでレーザー・ビームで簡単に消滅してしまう。「吸血鬼ハンター"D"」より
吸血行為 血というのは、いわゆる命の源。
その源を吸って吸血鬼は不老不死の肉体を得ています。
ならば、なぜ血を吸われた被害者も吸った者と同じ吸血鬼になるのか?
これは様々な議論がされています。
中にはウイルス説もみられますが、真偽の程は定かではありません。
相手は霧にもなり、コウモリになって飛ぶ事も狼になることもできるといわれています。
現実にいたとしたら、人間のほとんどが吸血鬼になりそうです。
ハンター愛用の
盗聴器
頭部の小穴に張られた妖精の薄羽根が、人間には聞えない妖怪どもの声音を捉え、銅線を通して
所有者の耳に伝える。
通常は危険で近寄れない妖怪・幽魔の隠れ家探しや、密語をききとるのに利用する。「吸血鬼ハンター"D"」より
麗銀星 凶悪な強盗「怪魔団」のリーダー。
飛鳥剣と呼ばれるブーメラン状の武器を使用する。
空間歪曲人間であり、四肢を除く部分に与えられる攻撃をすべて敵に返すことができる。「吸血鬼ハンター"D"」より
拷零無(ゴーレム) 凶悪な強盗「怪魔団」の一人。
青銅の筋肉組織をもつ男。高周波サーベルでさえ効果がないといわれる。「吸血鬼ハンター"D"」より
ギムレット 凶悪な強盗「怪魔団」の一人。
錐のような流線型の体つきをしている。突然変異体であり、時速500キロに及ぶ疾走が可能な
超人。身体には抵抗を減らす為、体毛が生えておらず顔の凹凸も少ない。「吸血鬼ハンター"D"」より
チューラ 凶悪な強盗「怪魔団」の一人。
背中にある瘤の中に微細な毒蜘蛛を何百匹も飼っており、敵を見つけると瘤がはぜ割れ敵に
向かい毒蜘蛛が襲いかかる。「吸血鬼ハンター"D"」より
ウィッチ 凶悪な強盗「怪魔団」の一人。
妖術師であり、結界を張り遠く離れた場所に見た者は発狂してしまうほどの凶悪な「気配」を
飛ばし、「怪魔団」のサポートをしている。「吸血鬼ハンター"D"」より
空間歪曲人間
(スペース・ワープ・マン)
四肢を除いた部分に限り、自らの意思で体内の空間を歪めて四次元の通路を作り、
それを敵の身体につなぐことができる。
敵に攻撃された時のみ、皮膚を破った敵の刃も弾丸もすべて超空間を通って攻撃者
自身の体内に送り込まれ、そこで実体化する。
黙って襲撃者の好きにさせれば、相手は勝手に死んでくれる。「吸血鬼ハンター"D"」より
夜の雲
(ナイト・クラウド)
単細胞生物からなる複合生命体。
昼は極寒の成層圏に留まり、夜分裂状態で獲物をあさりに地表近くに降りてくる。
白い皮膜のような半透明の物質で、半ば透き通った体内には奇怪な内臓器官が見て取れる。
肉食性で獲物を見つけると、ひとつにまとまり四方から包み体内で分解・吸収してしまう。「吸血鬼ハンター"D"」より
ミチシルベ 木の根元で燐光を放つキノコ。
道標のように、夜道脇の木の根元でボゥッと光っている。「吸血鬼ハンター"D"」より
死人の手 五本の指のような五枚の花弁を蠢かし、触れるものをつかむ。
貴族が遺伝子操作で作り出し、ばらまいた怪植物。
安全だが奇怪な植物。「吸血鬼ハンター"D"」より
マグナス・リイ伯爵の
マント
襲った女性達の皮膚をつなぎ、その血を塗り、リイ家に伝わる秘法を施したマント。
特殊鋼の五倍も硬く、蜘蛛の糸より20倍も柔軟で強力な粘着力をもつ。「吸血鬼ハンター"D"」より
吸血鬼の体のつくり 骨格はもとより筋肉、神経とも、人間と比較し数百倍もの再生力と衝撃吸収力を兼ね備えている。
ダンピールは個々人により差はあるが、吸血鬼の能力を50%ほど受け継いでいる。「吸血鬼ハンター"D"」より
妖精 貴族達のばらまいた人工獣のうち、例外的に友好的性格のものの多い魔物。
核戦争以前の古代文明期に存在した愛蘭土(アイルランド)のゴブリン・ポーキー・インプを模した
種類は、その残虐さで辺境の人々を恐怖させた。
瀕死の人間を操る憑依能力を有するものはさらに数少ないが、これを上手く使えば、調教不可能といわれる
一角獣(ユニコーン)に広大な土地を開墾させることも、グリム鶏(ヘン)の産むウラン塊を三日に一個から
一日三個に増量することもできるため、貧しい辺境の村々では危険を冒して飼育する場合がままある。「風立ちて"D"」より
レッド・キャップ ポーキーという妖精の一種。
生まれつき手にした斧で旅人の首を斬り落とし、その名の通り帽子を赤く染める。
瀕死の人間に憑依することができ、影のみ芋虫のような胴と、針金のような細い手足、
そして手にした斧という妖精のそれとなる。「風立ちて"D"」より
食用苔 ステーキからスープ、ジャムとほぼ万能の調理が可能。
日向にさらしておいても半年や一年は保存がきく。
遠心分離器を使用して採集したエキスを塗れば、傷口はたちまち塞がり毒蛾人間(モス・マン)の毒も
抜く事ができる。
辺境の村々にとっても貴重な代用食であり、また旅人や巡回吏になくてはならぬ品。「風立ちて"D"」より
護衛獣
(ガード・ビースト)
貴族の放った妖魔妖獣を祖先とする。
長旅を行く者が途上、貴族達の放った人工妖魔や残虐無頼な盗賊たちから身を守るべく、
彼らと等しいパワーをもつ魔生物。
世代が進むにつれ、新種・奇種が多数発生し、二千年ほど前からごくまれに人間にも
飼育可能なものが出現しだした。
飼育・調教の方法は、ある種の音波と呪文を使うという以外、厳重に伏せられ一般人には
窺い知ることも不可能とわれている。「風立ちて"D"」より
防水コート 分厚い大鹿の皮を使用。
水滴をはじかせる為、虎男の獣脂を塗るが、塗りすぎると硬化する時間が早い。「風立ちて"D"」より
遠隔催眠 吸血鬼の術中に陥った犠牲者は、一種の遠隔催眠を受ける。
人間が自らの肉体に対して、潜在的にもつ禁忌さえねじ伏せてしまう。
正常時の約七倍――人間の骨格と筋肉に本来備わった全パワーを開放して暴れまわり、
犠牲者の身を案じるものにまで、呵責ない攻撃を浴びせる。「風立ちて"D"」より
花瓶 火龍の肋骨で作った容器。
軽いが、鋭い刺が四方に露出している。「風立ちて"D"」より
電子ランプ 旅行用の電子ランプ。
直径5p高さ15pほどの銀色の円筒。
照明の他にストーブと保温器、冷凍装置の役目まで果たす。
調理台としての用途も可能。旅人にとっては無くてはならないアイテム。「風立ちて"D"」より
M八〇二六CT コンピューター戦車。
光学兵器防御の特殊コーティングを施してある。
三次元立体センサーとキャタピラを搭載。二千年前に制作されたもの。「風立ちて"D"」より
乾燥血漿のカプセル 乾燥血漿と滋養分を含んだカプセル。
ダンピールの食事。
闇市か非合法のもぐり医者等で入手する。
千錠入りのビンがある。「風立ちて"D"」「夢なりし"D"」より
浮海月 食肉性の浮遊生命体。
二十年に一度の割で生まれる大型は、直径二キロにも及び、その身体でひとつの村を覆い、
生命体だけを選択的に溶かし吸収してしまう。「D−妖殺行」より
綺眼獣
(バジリスク)
深山幽谷にのみ棲息している妖獣。
村の出入り口で村内の一点をじっと凝視し、巨大な一眼が赤みを帯び、やがて真紅に輝きだすと、
村人はひとり、またひとりと恐ろしいその顎にかかるべくやってくる。
この獣の唯一の弱点は、その眼術に憑かれた人間達の中に、時たま家族に別れを告げる奴がいる場合で、
その言葉が必ず決まっている為、残りの連中は総出で綺眼獣狩りの準備を整えられる。「D−妖殺行」より
避難所 昼眠らねばならぬ貴族は、唯一の交通手段が馬車のみとなったとき、「都」の政庁が辺境からの
激しい要求に基づき、その交通網の要所に彼ら専用の防御機構を設けた。
特殊鋼板で出来た壁は、厚さわずか1ミリメートルにすぎないが、内側の超核炉から
金属自体にエネルギーが送られ、小型核爆弾の直撃にも耐え、数々の防御装置が棒杭と
ハンマー片手に近付いてくる人間達を排除する。「D−妖殺行」より
陽光 不死身の吸血鬼たちと言えど、陽光を満身に浴びた際の細胞崩壊はいかなる手段をつくしても克服できなかった。
陽光に対する様々な抵抗薬を生み出し、肉体までは分解させずに済む段階までは到達したが、
直射光を十分以上浴びた被験者の多くは細胞の一片一片が燃え上がり、肉も血も腐敗し、体組織すべてが
溶け崩れる苦痛の為発狂し、五分以上浴びた者は代謝機能を破壊されて廃人と化した。
それは後にいかなる手当てをもってしても回復はしなかった。「D−妖殺行」より
貴族たちの肉体的条件中、最も奇異な現象であるそれは、彼らが共通して水に浮く事ができないという事実である。
彼らを撲滅し得る数少ない方法の一つとして珍重されたが、溺死そのものが杭や陽光に比べ、
極めて効果の薄いことが明かとなってからは、対抗策としての重要度は大幅に薄れた。
溺死による心機能と新陳代謝の停止は、夜の到来と新鮮な血液補充によって、たやすく回復してしまうからである。
その代わり、両者が与えられぬ限り溺死からの復活はなく、仮死状態の貴族をそのまま焼き捨てるか、
永遠に土中へ封じ込められれば、水流も十分役に立つ。「D−妖殺行」より
バルバロイの里 五千年の間、魔人達の血を混ぜ合わせ、人間と魔物のあいの子が住んでいる。
住人達はすべて人外の姿をしており、皆妖術「驚天の術」を習得している。
不毛の地に大小無数の岩が積み重なった上部に位置する。
過去暦一万年の初日に地中より噴き出した毒素により全滅しかけたが、通りがかった「神祖」の手により、
現在の場所まで盛り上がり助かった。「D−妖殺行」より
クレイボーン・ステイツ 昔の宇宙空港。
以前は使用されていたが、後に打ち捨てられ廃棄となったロケットが林立するのみとなった。「D−妖殺行」より
陽光症 ダンピール特有の症状。
吸血鬼の資質を半ば以上受け継いでいるため、日中平気で闊歩できる反面、容赦ない陽射しは
当人も知らぬうちに、半ば不死身の肉体に拭い難い疲労を蓄積していく。
急激な脱力感と疲労の奔騰という形で突如出現し、タフなダンピールであればあるほど体力充填に日数がかかる。
治療法は、土に埋もり体内に蓄積された疲労を母なる大地に吸い取ってもらい、新たな不死のエネルギーを
注入してもらう他はない。
通常、最も貴族の資質を受け継いでいるダンピールで、症状突出の間隔は約半年。
彼らは前回の日時を目安とし、次に発症する予定日の前後ひと月は闘争を避けて身を隠す。
自らが追う獲物の逆襲を恐れるためばかりではなく、商売敵の攻撃を避けるためである。「D−妖殺行」より
辺境の森 辺境の森の夜は、妖獣・魔人たちの巣である。
タンジャン虫
毒液を吹き付け、相手の眼を封じては、おもむろに砂粒ほどの鋭い歯で挑みかかってくる。
大群で襲われると、全長五メートルに達する甲殻竜でさえ二分で骨と化してしまう。
キュウシュウミミズ
強力な分子振動で土砂を分解し、細胞核に備わる「口」で吸収する五十pの大ミミズ。
まず、旅人の足首に絡みついて溶かしちぎり、首や心臓の急所にとびかかる。
花中の邪妖精
毒花の汁を血とし、花びらの皮膜を肉と化した白い妖精。手に小さな槍を携えている。「夢なりし"D"」より
ジゴクイチゴ これの汁から摂れた解毒剤は、翌日頭痛があるが妖霧の毒素を無効化する。「夢なりし"D"」より
食肉獣 全長2.5メートル、重さ七〇〇キロを軽く越える。
酒樽そっくりの体型をしている。
レーザーも通さない鎧のような黒い甲殻と、パワーショベルを連想させる顎、
その形に沿って湾曲した上下合わせて二本の巨大な臼歯を持っている。
姿に似合わず、この上なく美味しい。
致命傷を与えぬかぎり、切り取られた部分の肉は十二時間で盛りあがり、当人は苦痛も感じず暴れもしない。
二頭いれば五人家族が飢える事はないと言われる。
その代わり、滅多に子供が生まれず、個体数も限られている。「夢なりし"D"」より
チキナー 高さ二メートルに達するヒヨコ。
辺境には欠かせぬ食料兼収入源。
チキナーになり得るのは、特別な固体に限られ、それも極めて敏感虚弱な体質のため、生活適温からプラスマイナス一度
ずれただけで、容易に死に至る。
凶暴な性格で、人骨を好物とする。「夢なりし"D"」より
行商人 辺境の村へ「都」や他の商業地からやってくる。
毛皮商人(ファー・セラー)、修理屋(リペアラー)、機械部品専門業者、果実売り(フルーツ・マン)、
氷屋(アイス・マン)、婦人服売り(ファッション・メーカー)、武器商人(ウェポナー)などがある。「夢なりし"D"」より
死体運搬業者 行商人の中の一つ。
苛酷な環境のもとでは、死体も重要な資源である。
髪の毛は特殊な獣脂を塗れば、無限長の通信線となり、臓器は移植、骨ですら高カルシウム分を含む
肥料として重要な役を果たす。
空洞化した脊椎に、削った骨盤を取り付け、腸の腱を張ったギターはベテランの調律士の手にかかれば
神韻縹渺たる妙音を発する。
路傍に行き倒れたものたちは、形ばかりの供養を済ませると遺品は棺に入れられ、
共同墓地へと運ばれる。
遺体は町外れの「解体屋(ブッチャー)」へ運ばれる。
それでも死体が足りない時は、死体運搬業者あるときは瞬間保存措置を施した死体を提供するため、
新鮮な死体を求め、幽鬼のごとく町や村を徘徊する。
死体はそのままで売られることもあれば、要求次第で丸のまま、或いは一部だけが加工、
もしくは生の状態で払い下げられる。「夢なりし"D"」より
バイオ兄弟 兄ハロルド・B、弟ダンカン・Bの兄弟。
兄は外見は普通の人間、弟は黒豹の背に貼りついたような格好をしている。
バイオテクノロジーにより作られ、細胞レベルで改良を加えられている。
兄は二重存在(ドッペルゲンガー)により敵の目を眩惑し、弟は細胞の活性化を促進し、
肉体が寸断されても独自の活動が可能な上、他生物との融合も可能であり、自在に移動できる。
殺し屋を生業としている。「夢なりし"D"」より








Akemiya 2001