貴族であるマイエルリンクと人である少女との恋の逃避行。 しかし、少女の父に依頼を受けた凄腕の吸血鬼ハンターは2組あった。 Dとマーカス兄弟。 ボルゴフ・ノルト・カイル・グローブ・レイラからなるマーカス兄弟は報酬を独り占めすべく、 Dをも襲った。 そこにマイエルリンクが雇ったバルバロイの里のベンゲ・カロリーヌ・マシラが加わり、 壮絶な戦いが繰り広げられる。 マイエルリンクの向かう先は星間航路の宇宙港である、クレイボーン・ステイツ。 逃避行の行方は? この話は先日「ワーナーマイカルシネマズ」にて上映された「バンパイアハンターD」の 原作です。 驚くべき事に、この本の中では映画では「シャーロット」となっていた少女の名前が出てこないのです。 ずっと「娘」か「少女」。 名前を付けるのも大変だからかなぁ…と、思ってしまいました。 あとバルバロイの里で雇った用心棒も若干映画とは違ってました。 原作のほうではカロリーヌはダンピールで、その彼女が血を吸ったものは彼女の意のままに 操れる、となってました。 血といっても人間だけではなくて木なら樹液、機械ならその中を流れる油と有機物から無機物まで を操れるのです。 あと、マシラはDの左手と同じく人面瘡で、しかも人と人の間を行き来できるのです。 Dの左手も「わしの同類に空を飛べる奴がいるとは…」と驚いてました。 |