Dの眼前にそびえるのは地上1メートルの高みに浮かぶ「街」であった。 圧搾空気で浮かぶ「街」には建造物がひしめいていた。 武器を装備し、無敵に見える「街」であったが、その「街」の中で忌むべき事件が起こった。 「街」の住民が貴族の口づけを受けたという。 村人達はみな、陽光の下を歩けるというが、では誰が? そして「街」の行く先には何があるのか? これは前3巻のDは微笑みながら去って行ったのに、微笑を残さず去って行く話しです。 一見外部からの敵は一切入ることのできない、要塞のような「街」に見えるが「獅子身中の虫」の 如く内部から切り崩されていってますね。 怪しい実験はしないほうがいいですわ。 |