♪南の話♪




ここでは南の国、沖縄は石垣へ行ってきた時の事を書いていきます。
石垣島へ行く事があったら参考にしていただけたら…(ならないか)

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9月25日
7時30分に目覚ましをかけるが、あまりにも小さく可愛らしい音だったため、目覚ましに気付いたのは10分後だった。
こんなんで本とに目覚ましになるのか?とブツブツ言いながら起き出した。
眠りの余韻とまたまた漫画を読んでからモーニングを食べにいった。
朝ご飯はバイキング形式で、卵焼き2コ、オムレツ3すくい、ミニウィンナー6本、サラダ、ミニクロワッサン2コ、10×10センチくらいのレーズンパン2枚、ローストした10×10センチくらいの食パン1枚、味噌汁という和洋折衷のご飯を持ってきた。
途中見つけた卵を持ってきて、一番最後に食べようと割ったら何やら汁が出てきた。
ゆで卵だと思っていたら生卵だった。

10時にレンタカー屋さんと待ち合わせをし、紺色の「ムーブ」を借りる。
なかなか運転しやすく、エンジンブレーキの切れが良い可愛いヤツだった。

一度、米原キャンプ場へ様子を見に行くが、やはり波が高かった。
とりあえず泳ぐつもりで水着を取りにホテルへ取りに帰った。
途中、於茂登(おもと)トンネルのシーサーにあいさつをしに行った。
再び米原キャンプ場へ向かう。

泳ぐ前に「海人倶楽部(うみんちゅくらぶ)」で腹ごしらえをする。
私は八重山冷麺、高田寺は八重山そばを食べる。
自家製麺で、ムギュムギュとしっかりした歯ごたえで、すごく美味しかった。

いざ着替えて泳ぎ出す。
が、水が冷たい。
「冷て〜冷て〜」と叫びながらも、一旦潜ると魚がいっぱいいて冷たさは忘れてしまった。
コバルトスズメ、オジサン、モンガラカワハギ、ロクセンスズメ、アオヤガラ、ハタタテダイ、マルハチハゼ等がいた。
泳いでいると目の前を30センチくらいあるでっかい魚が横切っていき、びっくりした。(立って胸くらいの深さだった)
潜水した時に捕まっていた小さな出っ張りを良く見てみると、小さな小さなウミウシがいた。1〜2センチくらいの大きさだった。
岩のへこみを良く見るとウニも何匹かいた。(パイプウニ)

1時間半ほど泳いだ後、寒くなったのとゴーグルやフィンのレンタルの時間切れが近付いたので海から上がった。(レンタルは5時までだった)
満足してまた於茂登トンネルを通ってホテルへ帰った。

6時過ぎにホテルへ着き、しばらくゴロゴロしていた。
気付くと8時を過ぎていた。
また、少しずつ空腹になりつつあったので、夕食に出かけた。

郷土料理が食べたいと高田寺からリクエストがあったので、「舟蔵の里(ふなくらのさと)」での食事になった。
どうしても石垣牛が食べたいと言っていたので、石垣牛の入っているコース「さばに」¥7500を頼む。
窓ガラスを見ると今回の旅行初のヤモリを発見。
懐かしい友人に会ったような気分だった。
料理を待っている間、明かりに誘われた蛾にじゃれているネコを見つけた。
可愛い猫だった。
すぬる(もずく)、ミミガー、ラフテーがまずやってきた。
すぬるの酢の酸っぱさでむせていると、店の人があわててジュースを持ってきた。
私はシークヮーシャージュース(ヒラミレモンのジュース)、高田寺はゴーヤジュース(にがうりのジュース)を頼んであった。
ゴーヤジュースはやはり苦かった。
その後、お造り(カンパチと何かの刺身)、ジーマミー豆腐(落花生の豆腐)の揚げだし、グルクンのから揚げがやってきた。
主役の石垣牛が陶器の焼き板に乗ってやってきた。
まだ、火が付いてないので食べられない。
おあずけをくい、しょうがないので何度かふたを開けて覗いて見た。
火をつける前に伊勢エビのグラタンがきた。
油っこくてボチボチの味だった。
ジューシー(炊き込みご飯)とアーサー汁(あおさという海草の入った澄まし汁)を持ってきた店の人が石垣牛に火をつけてくれた。
いいかげん腹いっぱいになってきていたので、石垣牛が入るかどうか少し心配だった。
だが、その心配は石垣牛を食べた時に吹っ飛んだ。
焼きあがった石垣牛を一口食べて見ると、
「サク…」
高田寺がどんな味か聞くので、
「何て言うか…一言で言うならサクサク・・・」
高田寺の顔には「何言ってんだ、こいつは?」の文字でいっぱいだった。
だが高田寺も一口食べ見るとその文字は「ほんとだ!!」に変わっていた。
蒸し焼きしてあるのにサクサクの歯ごたえの肉。
今まで食べた物の味は全部吹っ飛んでしまった。
こんな歯ごたえの肉は一生食べられないかもしれないとまで思った。
いたく感激して店を出ようとすると、店の人から玄関の横に月下美人が咲いているから見ていきなさいと教えてもらった。
すごく良い匂いがしていた。
写真を2枚撮ると、25枚撮りのフィルムを全部撮りきってしまった。
月下美人は不思議な花で、葉っぱから花が咲いていた。

店を出てから、石垣の心霊スポット(だと思う)「御神崎(おがんざき)」へ向かおうと言っていたが、まずはカメラを買うためにコンビニ「HOT SPAR」へ向かった。

カメラをカゴに入れ、その他お茶を2本カゴへ放りこんだ。
店内をウロウロしていると、妙な物を見つけた。
ネピアのティッシュだが、大きさが極端に小さい。
手のひらサイズのネピア。
5箱ワンセットで売っていて、これは買わねば!!と残っていたワンセットを買った。

御神崎へ着くとそこは月明かりがまぶしく、おどろおどろしい感じは無かった。
拍子抜けしてそのままホテルへ帰った。

TVでは「賞味期限切れの家具を大安売り〜!!」とCMが流れていた。
誰が食うんだ〜〜!!と叫んでいるうちに夜が更けていった。



Akemiya 1999