随分前の話だが、ベッドの上にあぐらをかいて本を読んでいた時の事である。
本に夢中になっていると、頭上から“ポトリ”と何かが落ちてきた。
「?」
本の上に落ちてきたものをよく見ると、それは小さな芋虫だった。
天井を見ても何も無い。
何がナンだかよくわからなかったが、とりあえず落ちてきた芋虫はティッシュにくるんで捨てた。
これも随分前の話だが、学生の頃紙面にボールペンで何かを書こうとしていた所、なぜか書けない。
ボールペンの先をよく見てみると、ペン先にあるはずのボールが無くなっている。
「えっ?なんで??」
困惑していると、頭上から何かが紙面に落ちてきた。
落ちてきたものをよく見ると、小さな金属製のボールであった。
何気なくボールペンの先にあてて、グッと押さえて見ると、ポチッとボールペンの先にはまった。
そしてボールペンは元通りに書けるようになった。
もちろん頭上には何もありませんでした。
怖い話しではないですけどね。