私の友人の話しである。
友人が車の助手席に乗っていたとき、ふと窓の外を見たときのことです。
夕闇の押し迫った時間であり、周囲は薄暗くなっていました。
ふと通り沿いの電柱の上が気になり、視線を向けた所、妙な物が乗っていました。
妙な物というのはネズミでした。
しかし、その大きさが普通のネズミとは違っていました。
ものすごくでかかったのです。
「パッと見ただけだからよくは分からないけど、3〜4mはあったかな。尻尾はよく見えなかったから、鼻先からお尻までで
ね」
走っている車の中から見たというので、本当かと聞き返してみたけど、あの形はネズミ以外にはありえない、とのこと。
友人はネズミを見たとき、新手の看板だと思ったそうです。
車だったので、あっという間に走り去ってしまったので、詳しく見ることは出来なかったそうですが、後日その付近を通りか
かった時に捜してみたそうですが、ネズミはおろか似たような形の看板も無かったそうです。