超水族館!!


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―――水族館のあちこち・前編―――

バックヤード見学を終えた後、アシカのショーを見る為にパフォーマンススタジアムへ向かった。
途中「古代の海」のコーナーへ行ってみた。
ここにはアロワナやハイギョ(肺魚)などがいた。
オウムガイも何匹かいた。
オウムガイの殻にはそれぞれ番号が書いてあった。
「やっぱり番号を書いておかないと、なにかあった時にどれがどれか分からなくなるからかなぁ」
とか「自分の殻に番号が書いてあるなんて、知らないだろうね」
「『おい、おまえの殻に35って書いてあるぞ』『お前の方は62って書いてあるぞ』とかって言い合ってたりしてね」などと、くだらないことで盛りあがってしまった。
オウムガイの水槽はとても暗くなっていた。
カブトガニもうじゃうじゃいて、一匹壁に登っているのがいて、そばではひっくり返って足をワシャワシャさせていた。



パフォーマンススタジアムにつくが、まだ少々時間があり、そばにあった売店で私と友人はグレープフルーツジュース、もう一人の友人はソフトクリームを頼んだ。
ソフトクリームを食べていた友人のほうを見ると、ソフトクリームがコーンの底からポタポタ…。
どうも、穴が空いていたらしい。

『まもなくパフォーマンススタジアムにて、アシカショーが始まります〜』と、アナウンスが流れてきたので、スタジアムの中へ入っていった。
舞台があり、真中には宇宙船の入口のようなものがあった。
客席近くには2〜3メートルほどの高さの飛びこみ台があり、7〜8メートルくらいのプールがあった。
「どこからアシカが出てくるのかなぁ…」と、ワクワクしながら見ていると、舞台の左側からお姉さんと一緒にやってきた。
宇宙船の入口から出てくると思ったのになぁ…(笑)
登場したのはオタリアのトットちゃん。
彼女はこの水族館で宇宙飛行士を目指しているそうだ。
舞台では宇宙飛行士になる為の訓練を見せてくれた。
キャッチボールや投げた輪を首で受けることで反射神経をやしない、樽の上に乗りバランス神経をやしなっていた。
お姉さんとのチームワークもばっちしで、お姉さんの後ろに付いて抜き足差し足忍び足をし、敵が現れた時を想像し、壁にへばりつくのもお手の物だった(笑)
飛びこみ台から飛び降りる事で、勇気があるかどうかのテストもあったが、一度目は後ずさりで降りてしまったが、二度目は立派にプールに飛びこむ事ができた。
プールの中で泳ぎながら、投げ輪受けもすごく上手だった。
最後にプールに入ってお客さんの前に行き、おすまし顔でストップ!!と、サービス精神も旺盛だった。

約15分でショーは終了した。
ショーを見た後は、館内探検だ。
パフォーマンススタジアムの横に「海獣の王国」というコーナーがあった。
ここではカリフォルニアアシカ、アフリカオットセイ、オタリア、ゴマフアザラシがいるそうだが、私達が見たときには、ニ種類しかいなかった。
おそらくオタリアだろうと思われるモノは、舌をダラリと出してへたれていた(笑)
よっぽど疲れていたのだろうか。
夕方帰る時まで、舌を出したままへたれていた(笑)
もしかしたらぬいぐるみだったのだろうか…(そんなわけ無い)



一階に降りて見ると、「海獣の王国」の水中が見られた。
ここではゴマフアザラシが泳いでいた。
まるで魚雷のように見えたが、ゆっくりゆっくり行ったり来たりしていた。
しかし、何故か水中で背泳状態。
この水槽では背泳はトレンドなのだろうか?
じっと見ていると、一匹が友人のまん前を目指して背泳状態で近付いてきた。
友人が「わぁ〜〜〜〜〜っ」と水槽前でやってみても、全然動じずにガラス前でUターンして去って行った。
あいにく絶好のシャッターチャンスを逃してしまった…。
残念!!


次はこの水族館の売りであるジュゴンを見に行こうと、パンフレットを見ながら移動した。
ここは横に広く、端から端まで見所満載だった。
またまたインフォメーションセンター前を通りすぎ、右側を見るとスナメリが!!
これは見なくては、とこのコーナーへ入ってみた。
スナメリは水槽の中に3匹いた。
見ていると、2個ボールが投げ入れられた。
2匹はボールで遊びだし、一匹はそのうちの一匹のボールの後を追っていたが、追い付けないと思ったのか、途中から底のほうで一匹でクルクル遊んでいた。
おそらく、この底で一匹で遊んでいたのが通称「じいさん」と呼ばれているらしい、年長のスナメリでは?と、勝手に推測してみた。
スナメリは、いつも笑ったようなにこやかな顔をしており、見ているこちらまでナンだか幸せになるような気持ちになった。
このコーナーには他にタカアシガニなどが展示されていた。
タカアシガニはちょっと美味しそうだった(笑)


その隣には「ジャングルワールド」というコーナーがあった。
ここにはナマズやその他巨大な魚がたくさんいた。
このコーナーにアフリカマナティがいたが、正面から見てもマナティはでかかった…。
正面から見ているときも、モーンモーンと岩の周りをゆったりと泳いでいた。
ここの水槽を見ていると、この水槽にだけは落ちたくないなぁ、と思いたくなるほど全ての魚が巨大だった。
あぁ、アマゾンって偉大だなぁ。



次に「人魚の海」のコーナーがあったが、そこでトイレタイムをとることとなった。
トイレは3階にあり、そばの階段を上るとマイクロレクチャーのあった「マイクロアクアリウム」のコーナーがあった。
二人がトイレに行っている間、私はそばにある日本の里山を再現したコーナーを見ていた。
ここでは稲が育ち、手前には小川が再現されていた。
小川には魚が泳いでいたが、撮影しようとすると中がすごく明るいため、ちょっと影になっている水には私が映りこんでしまい、撮る事ができなかった。



友人がトイレから出てくると、トイレの横にはクラゲやタツノオトシゴが展示されていた。
ミズクラゲやタコクラゲ、その他綺麗なクラゲがたくさんフヨフヨ漂っていた。
中にはサカサクラゲというのもいて、これは水底にカサが吸盤のように引っ付いたようになっていた。
その状態でやはりフヨフヨしていた。
きれいにチラチラと光っているクラゲもいた。


タツノオトシゴは、最初どこにいるのか遠目では分からなかったが、そばへ寄って見ると海草そっくりのタツノオトシゴだった。
時々「ひょっ」と動き、何をしているのかと目を凝らして見ると、小さな小さなエビを食べていた。
「これがよく『飼育日記』に書いてあるアミエビかぁ〜」と、ちょっと視点がずれた部分で見てしまった。
タツノオトシゴは落ちこんでいるように見えたが、実際には一生懸命エサを食べていたのであった。

タツノオトシゴで満足した後は、2階に降りて「人魚の海」へ向かった。
しかし、お昼を過ぎており見るもの全てに食欲をかき立てられるようになっていたので、「ベイサイド」というお店でお昼を食べることになった。
友人の一人はカツカレーとシーチキンサラダ。
もう一人はミートスパゲティとシーチキンサラダ。
私はシーフードピラフとシーチキンサラダを食べた。
食事中、再び空模様が怪しくなり、次第に雨が降り出してきた。
徐々に激しくなる雨。
海は荒れ放題だった。

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Akemiya 2001