聖闘士星矢のページ

最終更新2000年5月27日


現在流れている曲は、2代目聖闘士星矢のオープニングテーマ「ソルジャードリーム」です。

また、このホームページは、星矢から読み取った、管理者の勝手な類推であり、オフィシャルではありません。ここに登場する「曹亀」という老人は、星矢ページにおける「アライベアー」のハンドルネームです。以上を留意しながら、お楽しみください^^;)


このホームページでは、

1、セイントの真実

 聖闘士星矢全28巻から考えられるさまざまなセイントの疑問などについて考えておる。

2、聖闘家の道(Saint Maker)

 13巻、28巻の巻末に掲載されておるセイントらのデータから、セイントの強さのランクをつけることが可能じゃ。誕生日、血液型などの些細なデータから、おぬしが何座のセイントか認定してやることができるぞい。

3、小説「Saint SEIYA〜chapter of Olympus〜」

プロローグ ミレニアムパーティー!!の巻

第2話 神々の宴!!の巻

第3話 射手座の黄金星闘士!!の巻

第4話 女神ヘーラ!!の巻

 聖闘士星矢28巻の後日談(アフターストーリー)じゃ。完全創作じゃぞい。

おっと、このおいぼれは何者かと?わしは、あのライブラの童虎の師をやっておった元老子「曹亀」と申すものじゃ。かつて、韓非子、孔子などのおった春秋戦国時代に、「聖闘家」という流派をギリシア・アテネから中国に持ちこんだことは、すでに世界史の授業で習ったであろう。最近の聖闘士(セイント)は生ぬるいのう。今しがたは、若きよき聖闘士を探しておる。おぬしも、わが修行(2、セイントメーカー)に耐え抜き見事、セイントの称号を我が物とするのじゃ。


1、セイントの真実

 ここでは、単行本(コミック)などで語られておらん「星矢」における些細な疑問に、空想科学的(SFチック)に答えていくぞ。さらに、ここで、推理された項目は、次の項目「2、セイントメーカー」へとつながっておるのじゃ。まずは一読し、吾が「聖闘家」の教えを学ぶのじゃ。

疑問その壱 なぜ、ゴールドセイントが一番強いのですか?(投稿者あらいベアー)

 まず、一つ目は根本的な質問じゃな。しかし、おぬし、全体的に「星矢」の読みこみが甘いぞ!!単行本の26巻を開くのじゃ。吾が弟子「童虎」がいっておろう。「ゴールドセイントたちの星座はすべて黄道に位置する… 黄道とは太陽が一年かかって動く軌跡のこと… わかるか!!太陽が通る道筋に位置する十二のゴールドクロスは神話の時代からまさしく太陽の光をふんだんに浴びている!! ゴールドクロスの体内には太陽の力が限りなく蓄積されているのじゃ!! 太陽の力を持つわれらが小宇宙を最大限に高めまさしく命をひとつにしてぶつければ小規模ながら太陽と同じ力を発揮し必ずや…」と。そうじゃ!!セイントは太陽の光をいくら受けることができるかで、決まるのじゃ。その他のシルバーやブロンズのセイントがゴールドセイントにかなわぬのは当然のことじゃ。これらのセイントの星座は黄道にあるわけではないからのぅ。わかったかの?あらいベアー殿。あらいベアーとは、中国語では猫熊じゃのう。おや?これはパンダじゃったの。フォフォフォ。

疑問その弐 最近、雑誌などで13星座というのがありますが、蛇遣い座(オピュクス)のセイントはゴールドセイントではないのですか?(投稿者YUMA)

 うむ、最近はやっているやつじゃの?実際の星図を載せるから見てくれ。蛇遣い座は確かにかなり黄道12星座に近いところにおるのう。では、太陽の軌跡を見てみるのじゃ!なんと蛇遣い座の上を太陽が通っておる!つまり、厳密な意味では、蛇遣い座は黄道星座ということになるの。事実、天文学では黄道13星座に変えたのじゃ。しかし、これは大変なことじゃ。太陽が地球の周りを360度一回転するのを12に分けていたのを、13にするのじゃからの。計算が大変じゃのう。しかし、太陽の軌跡上にあるのに、黄道星座ではないのはゆゆしき問題じゃ。さいわい、近年、計算機が発達しておる。そこらへんの問題も、そう大変ではなくなったわけじゃ。だから、蛇遣い座は、最近の天文学の上では、黄道星座であるのよ。だが、セイントではまだゴールドセイントではないのじゃ。そこまでの検討をしておらんからの。しかし、黄道上にあるというのとは、太陽の光をふんだんに浴びておる。未だゴールドセイントではないが、十分その素質をもっておるのじゃ。実際、蛇遣い座のシャイナをみてみい。はじめに、星矢にやられるものの、最後まで、星矢たちとともに戦った優秀なセイントだったではないか!かのものは内なる小宇宙を最大限に高め、太陽の域に達してなくても、実力以上の力を発揮しておる。まさしく、黄道になりきれなかった黄道星座といえるではないか!最近の若い男にもみならって欲しいものじゃのう。

疑問その参 カシオスが、星矢に勝ったとするとペガサスのセイントになれたのですか?(投稿者RYO)

 うぅむ…。なかなか難しい問いじゃぞ。しかし、案ずることはない。順を追って説明する故、心して着いてくるのじゃ。

(い)占星術における88星座と太陽:セイントは神話の時代から続いておる。そうじゃ、丁度、わしが中国の「曹」の国で「聖闘家」の軍師として働いていた頃からじゃ。この頃はまだ、天文学と占星術という学問に分かれておらず、表裏一体のものじゃったのじゃ。であるから、聖闘士をお作りになったアテナも、当時の天文学である占星術を学ばれて、セイントを「星座に守護されるものたち」にしようとお考えになったのじゃ。当時はまだ、太陽は地球の周りを周っておる惑星であり、星座も天球と呼ばれる球面に張り付いておるのだと考えられておったのじゃ。じゃから、天球の中心にわれらの住む地球があり、太陽と月、惑星、星座の順で遠くに存在すると考えられていたのじゃ。これから考えれば、太陽と黄道星座はとても近くなるのう。一番遠い星座は、天の北極、南極近くの星座ということになるのう。そのほかの星座はその中間といったところか。次の項目にいくぞい。

(ろ)黄道12星座と黄金12宮:次に、占星術で使われておる12宮と、天文学で使われている黄道12星座の違いについて考えてみるとするかの。まず、黄道12星座というのは、その名のとおり、獅子座などの12個の星座じゃ。それに対し、黄金12宮というのは、星座もへったくれも何もないのじゃ。春分点を基準に、だいたい、その星座がくるかのう?というところで360度の黄道の円を12個にきれいに分割してしまっておるからじゃ。しかし、大体は実際の12星座と位置は似通っておる。こうすると黄道12宮というのは、太陽が黄道のどこらへんにおるかというのを指し示しているということになるのう。春分点はアリエスじゃ。白羊宮じゃのう。白羊宮は春分点から始まるのじゃから当然3月21日からとなる。では、実際のおひつじ座はどこにあるのか考えてみるとするかのう?近くに星座早見表などがあれば用意してくれぃ。まず、牡羊座の大体中心となる点を探し、この点がもっとも南にくるように早見表をまわすのじゃ。そしてその状態で、星座早見表の12時(午前0時)の日付をみるのじゃ。すると10月の下旬ぐらいになっておるはずじゃ。さっき、黄道12宮の白羊宮の期間は、太陽と牡羊座がほとんど重なって天に昇ってくる期間といったはずじゃ。この10月の下旬というのは夜中の12時に天に南中する時刻じゃから、昼間南中する月日は6カ月分引くか足すかした4月の下旬となる。おかしいのう?たしか、春分点は、3月の下旬のはずじゃ。これは、わしら古代の者に問題があるのじゃ。ヒパルコスという天文学者がおったのじゃが、このもの、地球の歳差運動を考慮に入れなかったのじゃ。おかげで、この歳差のずれで、一月分早まってしまったのじゃ。じゃから、厳密には現在、春分点は星図の魚座の位置にあるのじゃ。これで考えると、黄道に乗っていなくても、ほとんどの星座が太陽とともに昇り、ほぼ正午に南中する時期があるということが分かるのじゃ。これは目的とする星座を前述のように早見で調べ、7月分ほど引くか、5月分ほど足せばよいことになるのう。どれどれ、星矢の星座の天馬座についてかんがえてみようかの。天馬座が夜中の一二時に南中するのは、9月の中旬じゃ.つまり、7月分ひくと、2月の中旬ということになるのう。

(は)セイントの誕生日との関係:セイントは、いや、すべての人間は、自分にもっとも適した星座を持っているのじゃ。これは、うまれたときや、その周辺の日に、太陽がどの位置にいたかが重要な要素になってくるのじゃ。もし、2月の中旬に生まれておるものがいれば、このものがもっとも天馬座の聖闘士に適しておることになるのじゃ。単行本の13巻を見てくれぃ。星矢の誕生日は12月1日じゃ。ずいぶん離れておるのぅ。カシオスの誕生日は12月14日じゃ。やはり、天馬座の時期に比べると、若干ずれておる。しかし、カシオスの奴のほうが、天馬座に近いのじゃ!つまり、カシオスの奴にも、十分に天馬座のクロスを着れるだけでなく、きゃつの訓練しだいでは、星矢を越えることもできたと言うことじゃ。しかし、本当は氷河のほうが、天馬座に向いておったのじゃのう。曹亀はがっかりじゃ。

疑問その四 前教皇は、なぜアリエスのセイントで、悪の監視をライブラのセイントが行っているのですか?(投稿者 未熟者サガ)

 サガ、貴様よくもおめおめとしゃしゃりでてきおったわい。確かにのう。おぬしには十分教皇としての素質があったと認めよう。しかし、そこには訳があるのじゃ。先ほどいったように、アリエスは春分点であり、星座の一年の始まりなのじゃ。さらに、ライブラは秋分点であるのじゃ。占星術では、アリエスは先頭にたちみんなをまとめる性質を持ち、ライブラは調和を旨とし、物事の善悪を敏感に感じ取ることができるのじゃ。そのような意味からも、この2人の選抜はもっとも正しいのじゃ。実際、初代の教皇はアテネで、セイントの統合を行っていた「」じゃし、ライブラであるわし「曹亀」も、世界中の優れた勇者を判断し、セイントの普及に努めたのじゃ。この前のハーデスとの聖戦で戦死したアリエスのセイント「ムウ」も、優れたセイントであった。シオンよ。何故、ムウの成長を待たずに、アイオロスに教皇の座を譲ったのかのう。それが、すべての元凶であるというのに。遺憾を感じざるを得ない。どうじゃ、サガよ。おぬしが教皇になれぬ理由わかったであろう。

疑問その五 最近、聖闘士が弱くなったような気がするのですが。(投稿者 童虎)

 うむ?吾が弟子童虎か?それは簡単なことじゃ。先ほどから言っておろう。歳差運動によって日中太陽とともに昇ってくる星座がずれているからじゃ。でもまぁ、それもよきかな。おぬしの弟子の紫龍という者、義に厚く、善悪を正確に判断できる男のようじゃ。安心して、天秤宮を譲ってよいぞ!!

疑問その六 では、元老子。結局もっとも強いセイントの条件とは、何なのでしょう?(投稿者 前教皇シオン)

 うむ、シオンか?今までの内容、高校で、地学を習っておらんとなかなか難しかったかもしれん。ここで、少しまとめてみるとするかのう。

まとめ1、聖衣(クロス)の強さ:一番始めの項目の通り、太陽の光を多く浴びた聖衣ほど、聖衣に秘めるポテンシャルが高いのじゃ。聖衣はセイントの強さを表現するものじゃ。そのセイントの強さをストレートに反映できるからのう。当然のことながら、ゴールドの12の聖衣がもっとも強い聖衣ということになるのう。

まとめ2、セイント自身の小宇宙(コスモ):セイントは、生まれながらに自分の守護星座を持っておる。また、先ほどいったような誕生日を用いた計算方法で、自分が本来守られるべき星座を算出することが可能じゃ。この守護星座と、誕生日から算出された星座が一致、または、それに近いものが、セイントとしてのポテンシャルを持っていると考えられれるのじゃ。

まとめ3、もっとも強いセイント:この結果、面白い結論がでたのう。この前のハーデスとの聖戦で戦死したゴールドセイントの中では、キャンサーのデスマスクがもっとも強いという結果になるのう。これは、本来、自分の誕生月と、12宮の期間が一致するゴールドセイントが一番強いのであるが、前述の歳差運動から、各期間の中で、もっとも早く生まれている者が、その資格を持っているのじゃ。しかし、これはただ単に、聖衣と、セイントとしてのポテンシャルにすぎん。デスマスクの奴、己の才能にぶら下がり、周りのセイントに抜かれてしまったのじゃな。

疑問その七 ところで、元老子はなぜ、こんなところに来ているのですか?

 フォフォフォ。不思議に思ったかの。わしは、初代アテナにつくライブラのセイントだったのじゃ。わしが、初代のアテナから、与えられた任務は、正しきセイントの選抜と、悪の選抜であったのじゃ。一昔前は、やはり車田正美というセイント伝道師のおかげで、セイントを目指すものものも増えたのじゃが、ここ数年は熱も醒め、すっかり新セイントが減ってしまったのじゃ。そこで、このあらいベアーというもののホームページを借りて、再びセイントの選抜を行おうと思って来たわけじゃ。

 われとともに、セイントへの修行の旅に行くとするか!


2、聖闘家への道へ

3、小説「聖闘士 星矢〜LAST CHAPTER The Olympus〜」

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