活動報告 |
7/14 日本発条(NHK)自動車部練習会 |
長野戦で共にA1に参戦している小林さんに誘われ,ニッパツ自動車部の練習会に参加することにした.場所はFISCO-N.手前が広場で奥に島があり,コース・パイロンの両方の技術が必要とされるコースである.まさに練習にはうってつけ. 今回の練習会の目的は,今まで出来てきたことと,今シーズン出来るようになったことの確認.今シーズンの走り方においてのショックセッティングの傾向と,減衰番数による車の動きを知ることがメイン.当たり前のようだが,普通の練習会ではとりあえずタイムを出すことが先決になってしまうから,こういった基本的なことが出来ないのだ. コースは,さすがに走りなれている人が多い企業自動車部の練習会だけあってとても面白い.スピードに乗った状態からの鋭角進入のS字,複合中速コーナー・低速コーナーのコースジムカーナが前半.後半はコース部分から三速全開から鋭角進入で2速大回りしてS字,右・左とパイロンターンをした後,左450!でゴールという,非常にテクニカルなレイアウト.前半のコース部はさるくら・後半はパイロンの技術練習・減衰セッティングが出せるため,今回の目的が達成しやすいレイアウトである. で,2本×3セット+1本練習走行し,すべて電光板計測してもらえる.だから,何をやったらタイムがどうなるっていうのも分りやすく,実際にかなり役立った. 技術的な練習は,始めの2本が完熟走行的な要素であったので,いろいろと試すことに.ブレーキによるスライド,トラクションによるスライド,タックインを復習する.これらは最近になってやっと出来るようになったことである. その後の走行は全てセッティングのために走ることに.もちろん,上に挙げたことは常に頭に入れて走るけど,走るときはもちろん大きく走りを変えない. 今回のタイヤは前520S-GS(200kPa)・後520S-S(200kPa)で固定.今までに比べて後のエア圧を20kPaほど下げている.これは,ブレーキングドリフトに持ち込んだとき,どうしてもリアが跳ねるようにスライドしてしまう傾向があり,マイルドにスライドするようにエアを下げてみた結果である.減衰番数は伊那・関越で基準としている前6番後12番から始めた.番数をそれぞれ2番ずつ変え,動きがこうだから上げる,下げるっていうのを繰り返し,自分の一番走りやすい番数を探す.そして,それがタイムによって裏付けられていたら〇って感じで一本ずつ走る. どうも,コース部分のスピードが乗った状態ではオーバー傾向が強いようなのでリアを固める.すると曲がれなくなりフロントを緩めて頭の入りをよくする.すると…ってかんじでいろいろと試した結果,前8番,後12番が一番走りやすく,タイムも秒単位で縮める!という最適なセッティングが出せた. こうして,とても暑く,かなり人間の方がバテてしまった一日であるが,とても有意義な練習会であった. 今回一緒に練習した長野県ジムカーナドライバーの車たち. |