非公認!!

夏の思い出―01年度版


8/16-18 燕岳―大天井岳―常念岳 縦走
10年ぶりに山を登りました.
前回登ったのが燕岳.その時,燕山荘(山小屋)が70周年で今回は80周年となります.で,ついでだから表銀座と呼ばれるルートを大天井まで行き,そこから横通岳を通過して,信州大学生には馴染み深い常念岳へ向かいました.
3千メートル級(ちょっと足りないけど)の「イス」に座るのもなかなか乙なもんです.人間って不思議なもんで,感動があると疲れないもんですね.一日辺り10キロは歩いてるはずなのにぜんぜん疲れませんでした.その分よく食べ,よく寝ましたけどね.
そして予定外の行動は身を滅ぼすということを身をもって体験しました.懲りずに来年もどこかに登りにに行こうと思います.

ちなみに呼び方は下のとおり(だと思う).
  • 燕岳:つばくろだけ
  • 大天井岳:おてんしょうだけ
  • 常念岳:じょうねんだけ


出発点の中房温泉です.穂高の駅からここまでタクシーを使いました.


途中,合戦小屋(山小屋)で休憩です.ここでは名物のスイカを頂きました.
ここまでは大きい木が生えています.


合戦小屋を過ぎると周りはハイマツとお花畑になります.これはトリカブト.

 
数ある山小屋の中でもトップレベルと呼び名が高い燕山荘です.一日目はここに泊まりました.
夕食後,オーナーがホルン演奏と山の話をしてくれます.

 
頂上です.ガス(小雨も降っていた)っていたので眺望は良くありませんでしたが,最高の座り心地です.
右の写真は「メガネ岩」と呼ばれるもの.燕周辺はこんな感じの変な岩が多いです.

 
夜は雨でしたが,明けてみると御来光がきれいに見えました.ここからの展望は最高で,十年前の記憶が唯一残っているシーンでもあります.右の写真は燕山頂.
東側は雲海の果てに焼山―妙高―黒姫,浅間山,八ヶ岳,富士山,甲斐駒ー北岳が頭を出し,西側は遠く立山方面から赤焼けした槍―穂高という大パノラマが広がります.

 
左はコマクサ.信州大学のシンボルですね.左は雷鳥です.はじめ鳩が歩いてるのかと思いました.そのほかにもいろんな鳥が回りを飛び交い,サルが出てきたりもしました.山の動物はホントに人間を怖がりません.

 
燕から大天井方面―槍方面へ行くと切通の所に表銀座の登山道を開拓した小林喜作さんのレリーフがあります.そして分岐点で表銀座から離れ大天井へ大天荘(山小屋)で荷物を置き常念山脈の一番高い「イス」へ座りに.あいにくガスってましたが.

 
すぐにガスが晴れ,穂高から槍までのパノラマが広がりました.この「カベ」を見ながら常念山荘まで行きます.

 
常念小屋からガレ場を30分ほど登ると常念岳のてっぺんです.確かに常念は尖ってました.風がそこそこ強く,写真を撮るのも結構命がけ?でした.だってかなり狭くホントに平らな所がないんだから.で,親が追いつくまでの30分ほど周りの人の写真を撮ってあげたり,ストックを持ったお姉ちゃんとおしゃべりしたり,日帰り?のお兄ちゃんと山の話をしたりしてすごしました.
安積野方面はガスで見えませんでしたが,穂高―大キレット―槍はよく見えました.半畳程度しかない狭さですが最高の「イス」です.

 
二日目は常念小屋に泊まりました.売店のお姉ちゃんが可愛かったです.安曇野方面もよく見えます.
夜は対面の山荘の光が見えたり,天の川や星を見たりしました.朝はまず穂高―大キレット―槍が日で赤く焼けてから御来光が来ます.バッテリーが死にそうなデジカメだったので残念ながら写真が取れてませんでした.


翌日,常念小屋から一の沢へ下りました.ずっと沢づたいに歩き,途中,何度も湧き水を飲みました.そしてタクシーで穂高駅へ.
温泉に入って,「常念」という名のそば屋(結構有名らしい)で昼飯を食べて帰りました.「常念」のそばは白っぽいタイプ(更科そばというヤツかな?)で黒っぽくこうばしいタイプ(田舎そばってヤツか?)が好きな私には合いませんでしたが,馬刺しが美味しかった.

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