8月17日、昨日の日の出にザビエルの事を想ったからという事もあり、今朝は街中にあるザビエル滞鹿記念碑を描く。北西側を正面とするこのゲイトは、周りに高い建物もある関係もあって朝の光は届かず、初めはフラットな陰影の中に沈んでいた。それが6時半を過ぎて、当たるはずのない北西面に、赤い日の光が当たりはじめたのである。おかしいなと思って腰を上げ、碑のところまで行ってふりかえってみると、道路を隔てて向かいに建っているザビエル教会の大きなガラス面に、太陽が反射していたのだった。その光を表現したいと思ってスケッチブックに向かった。

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