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12月27日、日向高岡城跡より霧島連山

名の示す通り、高い岡の上に高岡城はあった。現在は公園として整備され、城のかたちの郷土資料館が建っている。その鉄筋コンクリート建物は、残念ながら画趣を呼び起こさない。しかし、天主のてっぺんに登ってみると、すばらしい展望が広がっていた。シーガイアも、その先の海まで見える。西には、霧島連山がぽっかりと浮かんで、「さあ描いてちょうだい」とでもいいたげだった。早速スケッチブックに向かう。印象的なシルエットの高千穂峰、右端、最高峰の韓国岳の山頂付近は、雪を頂いているように見えた。

岡から下り、薩摩藩時代の麓集落を散策。町並みとしてはほとんど新しくなってしまっているが、幾つか残っている武家の門に古を感じることができた。

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