バタールさんの奥さんの身長は約155cm。このゲルは直径4m、内部の高さ2.2m。ゲルの規模は用途によって様々であった。


 突然の訪問にも関わらず、こころよく室内を見させてくれた。
このゲルを去った後、同行したモンゴル人がこう言った。「彼らの暮らしは貧しいですね」と。私はそうは思えなかった。きらっきらっした奥さんの表情は、物は少なくても豊かに暮らせることを明かしてくれた。


排気のための煙突が、空に向かって伸びる。トーノ(天窓)は布で蓋をする。


 無装飾で素朴な柳の枝が、ゲルを構成する。室内は、土間と床が上がった絨毯敷きの2つに分かれていた。その中央に炉。



 テーブルに並んだのは、中央左上から時計回りに、ホウ(粟のような物)、砂糖、自家製チーズ、ヨーグルト、4つの碗に注がれたのがミルクティ。


 オニ(天井を支える構造材)とゲルを包むフェルトの間に蓋を収納。ハナ()にほうき、おたま、麺棒をひっかけていた。


ゲルの円形を構成するハナ(壁材)の向こうは、見渡す限りの草原。


遊牧民の彼らも、日付をカウントしていた。
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