_{水前寺公園を後に、近くの「ジェーンズ邸」へ。明治４年、熊本洋学校に迎えられたアメリカ人教師ジェーンズ（Ｌ．Ｌ．Ｊａｎｅｓ　1838〜1909）の居館です。元は熊本城に近い位置にありました。ジェーンズが去った後の西南戦争で熊本城は戦場となりましたが、この建物は奇跡的に無傷でした。その後有栖川宮の御宿所となり、その有栖川宮の許可によってここに博愛社が誕生し、日本赤十字へと育っていったのです。また、ジェーンズは多くの秀才を育て、同志社大学を設立した面々も含まれます。建物は明治初期の典型的なコロニアル風で、熊本では最も早い西洋建築として貴重です。館の方が、館内の展示を丁寧に説明して下さいました。スケッチは色までつける時間が無く、急いで熊本駅まで戻って、「リレーつばめ」で新八代へ。向かいのホームの九州新幹線「つばめ」に乗り換えると、５０分弱で鹿児島中央駅着。それが、１８時３分で、昨日、東京駅を発車した時刻と同時。つまりぴったり２４時間かけて、東京から鹿児島まで旅をしたという訳です。}