8月3日、長居スタジアム

 今年の夏の鹿児島(妻の実家)への帰省は、様々な日程の調整がむずかしくて、4日半の時間しか取れませんでした。8月3日の早朝に新幹線で出かけ、大阪の長居で陸上の高校総体を見、夕方住吉を散歩して、夜行で熊本へ。九州新幹線を乗りついで、4日の午前中に鹿児島着。
 鹿児島では2日半過ごし、7日の早朝の飛行機で帰ってきました。短かった旅で、休息がとれたという感じはしなかったのですが、スケッチも交えて、旅の記録を綴りました。(文・写真・スケッチ;青山恭之)

 東京発6時20分の「のぞみ」で、8時56分新大阪着。大阪に出て地下鉄御堂筋線に乗り継いで長居へ。長居の交差点で地上に出ると、猛烈な暑さが降ってきました。今日のメインは、長居スタジアムでの陸上のインターハイ。午前中の短距離の予選から見るべく、早朝に出発してきた訳です。
 午前中でまだ人出も少なかったので、大屋根の影になる座席につきました。それでも大きく開かれた空からの明るさで、スタジアムは熱気に満ち、わずかな風も焼け石に水のような、ホットな空間に漬かって、繰り広げられる競技を追い続けました。
 そんな競技の合間に、スケッチを描いたり、スタジアムの周りを歩いてみたりしました。ここは、大阪中央競馬場の跡地。大阪の地図で、まとまった緑色で描かれている場所というと、大阪城、花博記念公園についで大きいのが、ここ長居公園です。スタジアムの周りには、植物園、自然史博物館、プールなど様々な施設が緑に囲まれて点在して、まさに都会のオアシスといった感じがしました。

 スタジアム自体は、1964年、東京オリンピックでのサッカー5・6位決定戦がおひろめだったそうです。その後、1997年の国体の折、現在の建物にリニューアルされたとのこと。下の写真は隣接する第二陸上競技場越しに見た全景で、メインスタジアム側が少し高くなった客席の上に、二枚の大屋根がかかっています
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