8月5日、桜島

 今年の帰省は、日程的にお盆を外さざるをえなかったのですが、やはりお墓参りは欠かせません。鹿児島市内、唐湊の丘の上の墓地は太陽に近く、陽を遮る木陰もないので大汗をかくのが年中行事のようなものです。幸い、近所に温泉があり、お墓参りの後のコースになっています。上のスケッチは、その温泉付近から。今年の桜島は噴火のニュースもあり、活動が活発になっていて、この日は南岳からの噴煙が、濃い灰色で噴き出していました。それでも、灰が市内にまで渡ってくるほどの様子ではありませんでした。
 かつて、初めて鹿児島に来た頃は、夏といえば大変は降灰が常だったのですが、最近は、あまり気にならなくなっています。活動の活発化とはいいながら、継続的に灰を吐き出し続けるということが、無くなっているようではあります。
 いずれにせよ、桜島が鹿児島の人々の風景のなかで、大きな存在であり続けていることには変わりがないでしょう。下は、鹿児島中央駅前のダイエーの壁面に掲げられた大ポスター。桜島を黒茶家(くろじょか)に見立てたアイディアに脱帽です。

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