8月6日、甲突川と高見橋

 この日は、市内加冶屋町にある「維新ふるさと館」を見学。
 その夕方、甲突川の河原で時間を過ごしたので、スケッチ。西田橋の辻から川面に降り、下流方向の高見橋を見ています。高見橋は、鹿児島駅から天文館を経て、鹿児島中央駅方面への市電が通る、鹿児島のメインストリートが、甲突川とクロスする要衝にあたります。この絵の向かって左のたもとには、大久保利通の銅像が立っています。
 甲突川は、大都市鹿児島の真ん中を流れている割には、水は澄んでいます。悠々と泳ぐ鯉もいれば、小魚をねらっているアオサギも見かけます。水際にはカニが出たり入ったりして、子ども達が喜んで捕まえていました。
 

 そんなのどかさを破って、数人の若者のグループが水上バイク(?)のようなものに乗り、エンジン音を響かせながら、海側から高見橋をくぐってやってきました。その中の一艘がUターンをしようとして転覆。落ちた若者が立ち上がってみると、水深は腰のあたりでした。でもこの川は、「86水害」の例もあるように、雨を集めて鉄砲水のような災害を起こします。それで、両側の堤防はかなり高く築かれているのです。

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