8月7日、機上から

 今日は、昼には浦和に戻らねばならず、早起きして、鹿児島空港8時発の飛行機に乗りました。上の写真は、離陸後間もなく、進行方向左側の窓から、南後方に桜島が見えたので写したものです。錦江湾からそそり立つ山容がよくわかります。桜島の右奥には、開聞岳がピラミダルなシルエットを見せていました。右の町は姶良(あいら)で、その後方の山並みの裏に、鹿児島の市街地が隠れています。離着陸時は、銀塩カメラの出番です。(撮影;永田博子)
 南から台風7号が近づいてきている割には良く晴れていて、進行方向左側の窓から、九州、四国、本州と、まるで地図の上を飛んでいるように下界が流れていきました。下の写真は、紀伊半島の先端、串本上空です。 

 串本上空で、機は少し北向きに進路を変えます。そして浜松を過ぎるあたりから、富士山が見え始めました。冬の好天ですと北アルプスまでの山並みが見えますが、今日は下々の山は霞の下に沈み、唯一、富士山だけが天に向けて青い頂を持ち上げていました。下の写真は左端が清水、日本平の緑。右下には、伊豆松崎の街。駿河湾の奥に富士山が起立しています。

 下の写真は、伊豆半島の先端。中央少し下に見えている三日月のような砂浜が、弓ヶ浜です。高校時代に、臨海学校というのがあって、ここで遠泳をした思い出があります。このあたりで、機はすでに、徐々に高度を落としています。房総半島上空で大きく左に左に旋回して、東方向から東京湾上空に回りこみ、北西側から羽田のC滑走路に着陸しました。慌しかったけれど、無事に旅が終えられて、ほっとした瞬間でした。
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