monthly column |
2009〜10 冬の旅 |
1月2日、小倉、柴川大橋より工業地帯
13時27分、新八代着。リレーつばめ10号に乗り換えて、同30分発。明るくて広い九州新幹線から乗り継ぐと、リレーつばめの室内は暗めのメタリック仕上げで、随分と狭く感じられます。でも地面に足がついて走っている感じは、新幹線には無い、鉄道の旅の本来の感触です。それでも特急列車はヒタ走り、一時間半と少々で、15時12分博多着。3日前に博多の街で過ごした事が、随分前の事のように感じながら、のぞみ42号に乗り換えて、15時30分、博多発。ここから5時間、同じ席で過ごします。
20分とかからず減速し始めて小倉へ。駅に滑り込む直前、左車窓にユニークな橋と、工業地帯の風景が広がりました。とっさに写真を撮って、そこから起こしたのが上のスケッチです。橋は、調べてみると、建築家上田篤の設計で1993年にできた柴川大橋でした。別名「海の橋」で、両側の歩道部分が橋本体からゆるく離れて、かつ盛り上がり、カーブを描いてまたもどってくるように造形されています。同じところを何度通っていても、車窓ウォッチングは、新たな発見があるものです。
新山口駅を過ぎたら、現役のターンテーブルを発見。
岡山を過ぎるころから暗さが車窓を支配するようになり、名古屋を過ぎて月がお供をしてくれるようになって、20時33分東京着。浦和には21時半過ぎに戻ってきました。9時間ほどの旅でした。
Back Next |