菅井 えり (すがい えり)

解説
井 えりはCM音楽の作詞や作曲で活躍している人です。
彼女の作品は大きく分けてアジアンテイストをベースに民族音楽的な世界観を展開する「舞シリーズ」とクラシックをベースにした「Stella Mirusシリーズ」の二つに分けることができます。
特に「舞」シリーズで特筆すべきは外国人が求める「日本の美しさ」と日本人自身が抱く「日本の美しさ」という意外とギャップがある要素を高いレベルで両立させていることでしょう。
彼女の作品は海外のAdiemusファンの間でも高い評価を受けており米国のビルボード誌では「東洋のEnya」と評されましたが残念な事に2016/12/21にすい臓癌のため亡くなりました。
享年55歳でした。

アルバム一覧
アルバム名 説明
Stella Mirus
  -Air-
クラシックの名曲のカヴァーとオリジナル曲で構成されたアルバムです。
済みきった夜空に輝く満天の星空を思わせる菅井えりのクリスタルヴォーカルは下の「MAI」とはまた違った音楽世界を堪能できる作品です。
なお、Stella Mirusとは菅井えりと吉岡一政(Uttara-Kuruのメンバー)のユニットです。
舞 MAI
時には100チャンネルを超えるという多重録音による造語(一部日本語)を駆使したボーカルは圧倒的ですらあります。
「Aqua(日本香堂CM曲)」「舞」「A Song of Birth」はAdiemusファンに特にお勧めです。
また「ほーねん節」は筆者は一時期Adiemusを初めて買ったときに匹敵するくらいの超ヘビーローテーションで聴いていました。
なおこのアルバムはUttara-Kuruと同じPacific Moonからリリースされています。
つまりお香が標準添付されているという事です。
香 KAORI
「舞」シリーズの第2段です。
前作の路線を踏襲しつつも更に「和」のテイストが強くなった作品です。
曲ごとの「静と動」も前作より明確になり既に高いクオリティを持っていた「舞」よりも更に洗練された作品に仕上がっています。
また琴の小宮瑞代や具志堅京子といったPacific Moonからソロアルバムをリリースしているアーティストも参加しています。
余談ですがこのアルバムに添付されているお香が今までで1番良い「香」でした。
Stella Mirus II
「Stella Mirus」の続編で2001年にほぼ完成状態であったにもかかわらず諸事情によりリリースまで5年かかった曰く付きのアルバムです。
清冽なボーカルは健在で奇を衒わず順当な進化を遂げていますのでAirが好きな方は必聴です。
なお前作では「Stella Mirus」はユニット名ですが今作の「Stella Mirus II」はアルバム名です(アーティスト名義は「菅井えり」です)。

※2006/9/24にStella Mirus II発売を記念したインストアライブが行われました。(ライブレポート
Erital Christmas
Eritalとは菅井えりと夫でギタリストの渡辺格で構成されたユニットで毎年クリスマスシーズンに公式サイトにクリスマス曲を公開していますがこれはそれらに新曲を加えたクリスマスアルバムです。
歌詞は英語主体(一部の曲は日本語およびインスト)で雰囲気的にはStella Mirusのクリスマス版といった感じです。
今作以降のアルバムはErital独自のインディーズレーベルGreen Marsから販売されています。
心の庭
「舞」シリーズの最新作です。
独自のジャパニーズテイスト漂う世界観は健在です。
リードトラック「源氏千年物語」にはPacific Moonからも多数のアルバムをリリースしている琴奏者の小宮瑞代が参加しています。
またこのシリーズは海外でも評価が高いのでPacific Moon時代と同様に歌詞やコメントは日本語と英語が併記されています。

公式トレイラー on youtube
Stella Mirus III
「Stella Mirus」シリーズの最新作です。
敢えて多重コーラスを用いなかったりやミュージカルを取り入れたりと新しい表現手法を用いながらもこのシリーズの良さをきっちり抑えていて相変わらずの高い完成度を持った作品に仕上がっています。
「心の庭」と同様に歌詞やコメントは日本語と英語が併記されています。

公式トレイラー on youtube
Erital Pops
Erital名義のアルバム第2弾です。
タイトル通りポップス路線のアルバムでここで紹介されている他の菅井えりの作品群とは一線を隔した新たなボーカルスタイルを聞く事ができます。
収録曲の中には「舞」の「今昔物語」をセルフカヴァーした「今昔物語 Koto ver」が含まれています。


アルバム一覧
(関連作品)
アーティスト名 アルバム名 説明
吉田潔
日本人はるかな旅
O.S.T.
同タイトルのNHKスペシャルのサントラです。
参加アーティストはPacific Moonオールスターズともいえる顔ぶれで菅井えりはオープニングとエンディングを担当しています。
ボーカルスタイルは「舞」系です。
川井憲次
ブラッディ・マロリー
O.S.T.
同タイトルのフランス映画のサントラです。
「Prepare For The Battle」にて川井憲次の紡ぎ出す独特な音楽世界をアグレッシブなボーカルスタイルで表現しています。
これは「舞」シリーズや「Stella Mirus」いずれにも属さないもので菅井えりファンならば抑えておきたい曲です。
武部聡志
ピアノマンII
作曲家武部聡志のアルバムでフジテレビの音楽番組「僕らの音楽」「A Happy New Year」にて透明感のあるボーカルを披露しています。
「僕らの音楽」は同タイトルのフジテレビの音楽番組の初期テーマ曲として使用されていました。(現在は別の曲です)
後に「僕らの音楽」は「Stella Mirus III」にてアレンジされたものが収録されています。
古川展生
Romantic Stories
on Cello
チェロ奏者古川展生のアルバムでAdiemusのHymnをカヴァーした曲「賛歌」でスキャットにて参加しています。
ただ歌っている部分はHymnの旋律ではなくオリジナルのフレーズの部分なのがAdiemusファン的には少々残念です。
中鶴潤一
Soul Calibur III
O.S.T.
同タイトルのPlayStation2用格闘ゲームのサントラで「運命の満つる時へ」「運命は己が胸の内に」にてスキャットで歌っています。
ただし使われ方は控えめです。
N/A
Dead or Alive 4
O.S.T.
同タイトルのXbox360用格闘ゲームのサントラで登場キャラクター「こころ」のエンディング曲「Estheticism」にて「舞」系統の造語ボーカルで参加しています。
吉田兄弟
吉田兄弟ベスト壱
1999〜2004
三味線ユニット吉田兄弟のベストアルバムです。
ボーナストラックとして録り下ろし曲「Beginning」にボーカルワークを提供しています。
本格的な三味線とのコラボは初めてですが言うまでも無く彼女のボーカルとの相性は良く「舞」路線が好きな方にはたまらない曲に仕上がっています。
松枝賀子
江口貴勅
The Bouncer O.S.T.
2000年に発売された同タイトルのPS2ゲームのサントラです。
「序章 〜Prologue〜」にて上野洋子と共にエスニックなコーラスワークで参加しています。
ただコーラスパートが冒頭30秒ほどと短いのが残念です。



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