ヒルデガルド・フォン・ビンゲン
(Hildegard von Bingen 1098-1179)
(Hildegard von Bingen 1098-1179)
12世紀頃のドイツのカトリック修道僧でライン河畔のルーベルツブルク女子修道院長をしていました。
彼女は今風に言うと「マルチタレント」の先駆者のような人で自然学、医学に通じ政治や外交にも手腕をふるいました。
そして彼女は「まとまった曲が残っているものとしては最古の」音楽家としての才能も持っていました。
しかし当時は作曲家としてより「預言者」として有名で彼女が著した曲も自らが生み出したものではなく「預言者」として「天から賜ったもの」と主張していました。
この彼女の独自の世界観から生み出された曲は印象的な旋律に富み彼女の音楽はキリスト系の宗教音楽でも独自のカテゴリを形成してると言えるでしょう。