Tingaraコンサート「みるや かなや」

Tingaraの初の本格的なコンサートを見るために私は有楽町の東京国際フォーラムホールCへと向かいました。
会場に行く前に昼食をとって途中でAdiemus VなどのCDを買って万が一迷った時の為の事も考えて早めに家を出ました。
そして会場に着いたのは・・・入場開始(18:00)1時間半前でした
あまりにも早く着いてしまったので思わず・・・

楠正成像 マラソン禁止! 二重橋
皇居見物に行きました。

・・・再び会場に戻ると受付まで行く事が出来ましたのでそこで会場時間を待つ事にしました。
そこでは当日券も売ってました。(予約取れなくても何とかこの日に休みを取れた人は来れば良かったのにと思いました)
歩き回ってちょっと暑かったのでAdiemus World団扇(大型)を扇ぎつつ待ちました。

そしてようやく入場時間が来て会場入りです。
私の席は2列目のほぼ中央だったんですがステージはそれほど高くなくオーチャードホールのような悲劇は起こらなさそうで一安心でした。
公演開始前の会場は青系の薄暗い照明の中ガムランのようなBGMが静かに流れてTingaraワールド準備オッケー、な空気が会場全体を包み込んでいました。

やがてステージ上にアーティスト達が次々と現れていよいよコンサート開始です!
ちなみにステージ上の配置はステージ前列はつぐみさんを中心にして向かって右にキーボードのhideoさん、左に三線のゲレンさんが、後列は左にサブのキーボードとベースが、中央にはパーカッションが、右には4人の女性バックボーカル(このうちの一人は曲によってはトランペットを担当していました)でした。

つぐみさんは私の席から4〜5メートルくらいの距離で服装はうまく説明できませんが天女を連想させるもので裸足で立っていました。
いやー、やっぱりTingara=裸足ですね!(根拠不明)
演目は沖縄を代表する歌である「てぃんさぐぬ花」から始まりアンコールを含めて以下の16曲です。

  1. てぃんさぐぬ花
  2. 崎枝
  3. 月虹
  4. 太陽の花
  5. 真昼の幻想
  6. 芳ばさん
  7. ファネロン
  8. 八重干瀬
  9. 海ぬ都
  10. 夏の薫り
  11. 美御水
  12. 風舞
  13. 輝く夜に
  14. 星月夜
  15. 燃ゆる陽
  16. 夜間飛行(アンコール)
まずサウンド面ですがAdiemusのコンサートと同様にCDのイメージを崩す事無く更にライブの臨場感が感じられるものでCDを良くここまで生演奏で再現したものだと感激しました。
また曲の間に適度に挿入されるTingaraメンバーのトークで驚くべき事を知りました。
AdiemusのKarl Jenkinsはかつてインタビューで「私は生演奏出来ない曲を作ったことはない」と言ってました。
だからコンサートの時のCDイメージの再現度の高さからTingaraもライブを念頭において作曲していたと思ったんです。

しかし実際はさにあらず、プロデューサーのhideoさんはCDの音楽をライブで再現させる事をゼロから始めたそうです。
そこでライブ向けの音楽を組みたてる前に「映像とTingaraの音楽を組み合わせた『映像詩』を作り、そこからライブの演出を組み立てて行った」んだそうです
その『映像詩』とはアルバム「みるや かなや」に同梱されたDVDなのです。
つまりあのDVDはライブの為に作られたものだったのです。
(「芳ばさん〜海ぬ都」演奏中は舞台後方にスクリーンが降りてきてDVDのあの映像を流しながら演奏していました。)

ビジュアル面もTingaraの世界をビジュアル的に巧みに再現されていて演奏する曲に合わせてライトの効果を縦横無尽に駆使して音楽と演出が見事にマッチして会場全体がまさにTingaraワールドと化していました。

演出面でも特筆すべきだったのは「星月夜」で、ステージに1万個以上の星球を吊り下げてステージ上があっという間に星空に変わり観客からも「おぉ〜」という声が聴かれました。(しかも流れ星まで出る凝りようです)
つぐみさんは歌っている時はとても楽しそうで天女の舞を連想させる様に腕をひらひらと動かしていてそれは演出上というよりも自然に体が動き出している様に見えました。

観客を退屈にさせない演出はこれだけではなく適度に曲間にトークを入れたり(Tingaraの成立の経緯からくだけた感じのトークまで様々でした)、インスト曲は照明を落とし気味にしてつぐみさんはその間にステージ外でコスチュームを変えてたりしてました。

この様にTingara初ライブは非常に完成度の高いもので大満足でした。
ちなみに観客から拍手が上がった時私も拍手しつつAdiemus World団扇(大型)を振り回していました(^^;)
Tingaraの皆さんは私に気付いてくれたかどうか分かりませんが(後日公式サイトで掲示板を見たら)少なくとも私の席の後ろの人は気付いてたようです・・・(*´д`*)

コンサートは約2時間でしたが私にとっては至福の2時間でした。
Tingaraのみなさん、素晴らしいコンサートをありがとうございました!


【おまけ】

私の前の席(1列目)には親子連れの人が座ってたんですがアンコール曲(夜間飛行)の演奏が終わると同時にステージに近づきつぐみさん達に花束を直接渡していました!
私もプレゼントを!!と思いましたが前の席を乗り越えて行くのはあまりにもアレなので思い止まりました。

ちなみにプレゼントは「Adiemus Worldミニ団扇」「Adiemus WorldミニTシャツ」「Adiemus Worldシール」となんだかTingaraへのプレゼントとしては微妙に間違っていると思わなくもなかったんですが(スタッフ経由で渡したところ)取り敢えず喜んでいただけた様です。



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