まずサウンド面ですがAdiemusのコンサートと同様にCDのイメージを崩す事無く更にライブの臨場感が感じられるものでCDを良くここまで生演奏で再現したものだと感激しました。
また曲の間に適度に挿入されるTingaraメンバーのトークで驚くべき事を知りました。
AdiemusのKarl Jenkinsはかつてインタビューで「私は生演奏出来ない曲を作ったことはない」と言ってました。
だからコンサートの時のCDイメージの再現度の高さからTingaraもライブを念頭において作曲していたと思ったんです。
しかし実際はさにあらず、プロデューサーのhideoさんはCDの音楽をライブで再現させる事をゼロから始めたそうです。
そこでライブ向けの音楽を組みたてる前に
「映像とTingaraの音楽を組み合わせた『映像詩』を作り、そこからライブの演出を組み立てて行った」んだそうです
その
『映像詩』とはアルバム「みるや かなや」に同梱されたDVDなのです。
つまりあのDVDはライブの為に作られたものだったのです。
(「芳ばさん〜海ぬ都」演奏中は舞台後方にスクリーンが降りてきてDVDのあの映像を流しながら演奏していました。)
ビジュアル面もTingaraの世界をビジュアル的に巧みに再現されていて演奏する曲に合わせてライトの効果を縦横無尽に駆使して音楽と演出が見事にマッチして会場全体がまさに
Tingaraワールドと化していました。
演出面でも特筆すべきだったのは「星月夜」で、ステージに1万個以上の星球を吊り下げてステージ上があっという間に星空に変わり観客からも「おぉ〜」という声が聴かれました。(しかも流れ星まで出る凝りようです)
つぐみさんは歌っている時はとても楽しそうで天女の舞を連想させる様に腕をひらひらと動かしていてそれは演出上というよりも自然に体が動き出している様に見えました。
観客を退屈にさせない演出はこれだけではなく適度に曲間にトークを入れたり(Tingaraの成立の経緯からくだけた感じのトークまで様々でした)、インスト曲は照明を落とし気味にしてつぐみさんはその間にステージ外でコスチュームを変えてたりしてました。
この様にTingara初ライブは非常に完成度の高いもので大満足でした。
ちなみに観客から拍手が上がった時私も拍手しつつ
Adiemus World団扇(大型)を振り回していました(^^;)
Tingaraの皆さんは私に気付いてくれたかどうか分かりませんが(後日公式サイトで掲示板を見たら)少なくとも私の席の後ろの人は気付いてたようです・・・
(*´д`*)
コンサートは約2時間でしたが私にとっては至福の2時間でした。
Tingaraのみなさん、素晴らしいコンサートをありがとうございました!
【おまけ】
私の前の席(1列目)には親子連れの人が座ってたんですがアンコール曲(夜間飛行)の演奏が終わると同時にステージに近づきつぐみさん達に花束を直接渡していました!
私もプレゼントを!!と思いましたが前の席を乗り越えて行くのはあまりにもアレなので思い止まりました。
ちなみにプレゼントは「Adiemus Worldミニ団扇」「Adiemus WorldミニTシャツ」「Adiemus Worldシール」となんだか
Tingaraへのプレゼントとしては微妙に間違っていると思わなくもなかったんですが(スタッフ経由で渡したところ)取り敢えず喜んでいただけた様です。