Seasons Concertとは音楽を軸にビジュアルや香りなど様々な要素のコラボレーションで季節を表現するイベントです。
「春」のアーティストとしてTingaraが選ばれた理由は主催者によると『Tingaraといえば夏をイメージする方も多いと思いますが、私は、その音楽の中に、優しい春の風を感じました』そうです。
会場のコンコースに入るとなんとも言えない良い香りがしましたがこれはTingaraをイメージして作ったオリジナルの香りだそうです。
また同じ香りをする栞のような物も一人一人に配られました。
会場は今までやった東京国際フォーラムに比べると規模は小さいですがその分観客とアーティストとの距離が近く感じられましたしステージの背後には春をイメージした和紙のオブジェがいくつも掛けられていて全体的にアットホームな雰囲気を感じました。
今回のステージ上の構成はおなじみTingaraの3人とコ・ボーカリスト2人の構成でした。
ステージが狭いのでコ・ボーカリストはそれぞれキーボードとパーカッションも兼ねていました。
またつぐみさんも曲によってはキーボードを弾きながら歌っていました。(ちなみにつぐみさんのキーボードにも和紙のオブジェが飾られていました)
※コンサートの風景@Tingara公式サイト
曲目は以下の通りです。
前半は「太陽・昼」を意味する
御陽加那志と呼ばれ賑やかなイメージの曲が選曲され休憩を挟んだ後半は「月・夜」を意味する
御陰加那志(と呼ばれしっとりとした雰囲気の曲が選曲されました。
照明も
御陽加那志(では明るめのものに、
御陰加那志(は抑え目の照明に和紙のオブジェに仕込まれた発光ダイオードの灯りが燈って星座の様に見えました。
また今回は全ての曲感にMCが入って演奏する曲、演奏した曲についての話、Tingaraや今回のコンサートに関する様々な裏話などが聞けて面白かったです。
ちなみにゲレンさんはMC中は三線のチューニングをせっせとやっていました。
東京国際フォーラムでは曲が終わるごとに裏でチューニング済みの三線を交換していたのでMCはチューニングの時間も兼ねていたのかもしれません。
そのMCで聞けた話の一つなのですが『今回の様に二日続けてライブをやるのは初めてなので同じ事を2回やるのはつまらない、演目を変えよう・・・と思っていたら演目が書かれたパンフレットが予め観客に配られる事を直前に知って慌てて同じ演目で演奏する事にした(笑)』そうです。
また、『アンコールを入れるよりも演目を一つでも増やした方が良いと考えて敢えてアンコールは入れなかった』そうです。
こうして夢のような2時間はあっと言う間に過ぎ去って今までならばこれでお開き・・・のはずなんですが今回はサイン会まで開かれました。
これまでTingaraの皆さんからメールを頂いたりAdiemus Worldの掲示板に書き込みして頂いたりはしていたのですがなかなか直接会う機会に巡り会う事が出来ませんでした。
なのでサインを貰いながら握手して挨拶をした時は感激しました!
(Hideoさんは手の組み方を3回変える黒人スタイル(?)の握手をしてくれました)
またHideoさんに『お花見にも行ったそうで羨ましいです』と言われました。
オフ会専用掲示板までチェックされてたんですね・・・。
いつも春は新譜の制作時期なのでスタジオに篭りきりでお花見は無理そうですがアルバムリリース後にオフ会を企画してお誘いすれば来てくれたりして?
今回のライブは規模こそ小さいもののそれだからこそ出来るような趣向が凝らしてあって過去のコンサートとは一味違う楽しみ方が出来ました。
最後に言い忘れていましたがコンコースにはバーがあってそこではTingaraをイメージしたオリジナルカクテルを飲む事が出来ました。
もっともお酒が飲めない私は「青いレモネード」を飲んだのですが。
- 陽 太陽の花
- 黒糖焼酎ベース オレンジ風味の新しいカクテル サンライズスタイル
- 水 うなさか
- 貴腐ワインを使った白ワインクーラー 水平線をイメージした淡いブルー
- 花 花風
- 春風に花びらが舞う様をカクテルで チェリーテイストのキールロワイヤル
※カクテルの写真はTingara公式サイト内のこちら。