青きあやまち
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掲載日 | 2001年9月5日 |
情報提供者 | 「ぷしけー」さん |
昔、私が予備校生の頃、その予備校の目と鼻の先のコンビニでバイトをしていた時の店長は、まだ20代の若い人でした。 予備校の目の前ということもあって、連日、店が人で埋まるほど客が来るこの店に配されるということは、それなりに有能でもあったでしょうし、人間的にもきさくでいい方でした。 しかし、青いゆえの失敗も、たびたびやらかしました。 これは、その中でもトップクラスの出来事です。
その日、いつものように私が朝一番でお店へやってくると、店の前に、酔っぱらいが大の字で寝ていました。 しかし、飲み屋も多いこの界隈、じつはこういうことは時々あったので、それ自体は、私は動じませんでした。
店長の営業妨害を店員が阻止するという図式にめまいを覚えながらも、私は店長を起こしにかかりました。 ほどなく彼は目を覚ましましたが、泥酔していてふらふらです。 それでもなんとか店長を立たせ、店の奥に行って休むよう言いつけて、さて看板を出しに行こうかと背を向けたその時、ある音が店内に響きました。
そしてそのまま店の奥に直行、仮眠ベッドに倒れ伏しました。
一時間後には怒濤のように客がやってくる。そして朝番は私ただ一人。 選択の余地はありません。
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