■ 2006年巨人軍総括
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2006年10月17日(火)
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総括も何も、怪我人が多かった。 オシムというおっさんが「ライオンから必死で逃げるときウサギが捻挫するか」と云っていたが、いいこというよね。精神論というか、そういったいろいろに耐えうるだけの基礎体力が無いように思うのです。プロレスラーも鉄球をお腹に落としたりするんでしょ、ってアタシのプロレスの知識なんぞ「お父さんのバックドロップ」くらいだから下手なことは云えないんですが。
と、あと、最近のプロ野球全体にいえるんだけど、彼らはショウマンとしての意識に乏しい。で、だからといって新庄のようなああいうエンターティナーぶりを誰も彼もが発揮しろとは言わんけれども。そうぢゃなくて、客に求められている試合やプレイをやった上で、その上でさらに余裕がある選手というのがいなくなったァね。20年前の巨人の選手は、出来てた。今調べたら15年前には落合がいたので、ここはもう駄目です。 長嶋茂雄というひとは監督としても立派に盛り上げたけれども、路線として「重量打線」になっちゃったのが最大の敗因です。巨人最低の監督だと思ってます巨人ファンだけど。つまり、キャラクターとして、野球ショウができる人材を求めていたはずが、いつのまにかホームランをばかすか打てればいいやみたいになっちゃった。落合(現監督)はあのキャラがあるけど、そのあと奪った広沢とか、江藤とか、駄目だものね。真面目にスポーツマンだけれども、それじゃあいかんのです。
昨今の野球人気の衰えというのは、結局は野球選手がアスリート化してしまっているところにある。アスリートはオリンピックがあるじゃない。あれでいいのです。 畢竟、野球は、興行です。もちろん、影でものすごい努力があるから、危険なプレイでも平気でいられるし、いぶし銀もいぶし銀の活躍が出来る。例えば、「ここは流れとして逆転だろう」もしくは「三振だろう」というところで劇的なことが必然として出来るのがプロであります。原さんは「巨人愛」って云うけど、巨人を愛する、というよりも、自分の仕事への愛着が見えないんだよね。そうなのよ。
とするとなぁ……両高橋、上原、二岡、阿部、みんな、要らない。野球の人気回復のためには要らないのです。簡単に先制打を打てない3番もいらないし、15奪三振が出来ないエースも要らない。みんな、現状維持で窮々としている、何の余裕もない。そんなのプロとは云わんのです。 小久保が福岡に帰るって。いいぢゃないか。 できれば李もどっかいかないかね。 全部若手に、気のいい外国人助っ人で、いいじゃないか。 オーダー組む。
1二 脇谷 2中 鈴木 3左 亀井 4右 ウォーカー(仮名) 5一 清水 6捕 村田 7三 岩館 8遊 小阪 9投 内海
控 川中 星
いいじゃないか、これで。 「なんとかしなきゃ」という意識があれば、なんとかなっていくよ。
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