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彼岸録

ときどき、12歳以上推奨。心して御覧下さい。


浅草5656 2011年01月15日(土)

 チケットを貰ったので浅草花月こと雷5656会館。
 ついでに浅草寺参りもした。やま吉にも寄った。


 全国行脚、月亭二人旅@ときわホール

 八光「初天神」
 方正「看板のピン」
 ロザン

 八光「幽霊の辻」
 方正「手水廻し」

 月亭方正こと山崎邦正はものすごい量の稽古の後が透けて見えるいい高座。これは個人的なものの見え様だが、上方の落語家は自分の稽古の痕跡を隠さないところがあって、それは見ている人が応援したくなるという効用を持つ。江戸の噺家は稽古の痕跡を見せるのを嫌がるようなところがある。

 それでも陰で稽古していればいいんだけれども、結果として、細部をきっちり稽古しないくせがついちゃうところもあるんじゃないかなぁ、と上方の人を見るたびに思うのであった。上方と江戸の落語の違いというのは形式的にもシステム的にも随分差があるが、根本的な考えは「稽古の痕跡を見せるか否か」だと考えた。

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