■ 月報 2018年1月
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2018年01月31日(水)
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2日にNHKでやってた志村けんのコントを観た。 元警察事務の男が定年退職して探偵事務所を開いて活躍しようとするが、ひょんなことから雇われた助手の方が有能、というパターンの話。
これはどの辺が客層なんだろうな、と思った。 定年退職して、探偵事務所を開く準備をし、グラマラスな秘書を雇おうと印刷所に行く。コントの世界観に必要な設定を段階を追って丁寧に組み立てていくのだが、この間はドリフではない。ドリフだったら最初数秒で設定と状況のわかる舞台を作ってくるからだ。
結論からいうと、おそらくは「昔ドリフターズなんという低俗なものを目の敵にしてたけど、今は明治座には喜んで通うような層」をターゲットにしてんだろうな。
しかしなんだなぁ、巨乳一つネタにするのにもいろいろな但し書きを入れねばならない世の中なんだなぁ、と思った。その「但し書き」をなんとか笑いに変えようと頑張っているのはわかる(印刷所の親父とのスケッチとかな)けど、やはり「うるせぇなぁ」と思わざるをえない。
3日 地上波「君の名は。」観た。 「秒速5センチメートル」の時点で「四の五の言わねーで会いに行けばいいだろクソが」と思ってしまう視聴者なんだが、今回も同様に「せっかくの手がかりなのに『好きだ』とか書いてんじゃねーぞクソが!」と思いました。なんだろうなぁ。いや、こういう鑑賞が好きな層にウケてんのはわかるけど。
個人的に得るものがあったとすると、こんだけ色々ガバガバな作品でも強烈に面白いポイントがひとつあると興行としては成立するんだなー、という点です。
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