或いは「parade」
（スキャンの為一部トリミング）
水彩紙に鉛筆・水彩
parade
gardlud reamont
1999
不死の大魚が行く
この大通りを
道化のだんだら模様をこめかみに刻んで
扉をこじ開ける
私の喉元に手をかける
羊たちをつれてゆく
あの世界の岸へと
瀕死の薔薇
私に運命を投げる
この大通りでは
私は後悔しない
そうだ・・・
溺れると言うことについては・・
この夢はただの錯覚だが
それは偉大な幻影
薔薇にまつわる
たあいのない物語だが
私にとっては聖盃の血
そして
知っているだろう
私だけに起こっているわけではない
ああパレード
私はおまえの外にいる
だが
私がおまえに遅れたことがあっただろうか？
おまえは旅から帰った男
おまえは未だ望んでいる
尾に到達した大蛇のように
死のない夕べのあの大通りを
これは黄金の眼球にまつわる
憂鬱な私のバラード
私はパレードの外にいる
だが恋人よ
私がおまえに遅れたことがあっただろうか
無断転載 複製はご遠慮下さい
本当に良かった
と今は思っています。
９巻からは、完全に自費版の形で上梓してきたので
読んでくださる方無くしては
成立しませんでした。
誰も呼んでくれなくても描いたかも知れないけれど、
読み手があって、はじめて
アートとして成立したと
思っています。
感謝してます。
ほんとうにありがとう。
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