2003TIチャレンジカップレース第6戦/03.08.24
前戦2時間耐久から2カ月のインターバルを置いてのチャレンジカップ参戦、今回黒#78のエンジンを新調、予備を含めて2機連続のブローで手持ちのエンジンが無くなってしまったのでしょうがない。もともと黒#78に載っていたエンジンはコンロッド破損、2機目の富士用エンジンはガスケットが薄過ぎた為にピストンがヘッドを突き上げてしまっていた、ただこの2機ともバランス取りもしていないようなほぼノーマルエンジン、今回始めてフルバランス、N1ファインチューンエンジン、今までのノーマルエンジンでレーコードを叩きだした達人さんはやっぱその名の通り達人さんだった事を再認識した次第。

エンジン製作はメンテ先のVectorみわ・はっきねんさんに依頼、なんせこのはっきねんさん、某府立高専での卒業製作がオリジナルエンジンの設計&製作、その知識、経験は半端ではありません。そんなはっきねんさんのこだわりが詰まったNEWエンジンはレースの10日はど前に完成、さっそくセントラルサーキットではっきねんさんの手でシェイクダウン、不具合もなく1時間ほど走行、はっきねんさんも手ごたえ十分てな感じでにんまり。

今回もう一つの目玉はワンオフ・フルチタンマフラー。EP82の場合、普通に不要な物を取外せば規定重量を割ってしまうので、15Kg程度のバラストウェイトを積んでいる「どうせバラストを積むのだったら軽量チタンを使う必要無し」との意見も有り、効果の程は走って見るまで解らなかった。

その他、車高の見直し、リヤショックを同じTRD製ながら走行距離が少ない黄色#77の物を移植、オーバーハング部の軽量化を目指しバッテリーを軽量ドライバッテリー(6.5Kg)に交換、フルチタンマフラーと合わせて車重は8Kg程度の減になった。結局この8Kgはウェイトで調整、最終的な車重は752Kg、ただオーバーハング部の軽量化は想像以上の効果を発揮し、車は別物のように俊敏になった、前日練習では他のエントラントさんよりも2秒も速いタイムで周回、前回のレースのようなトラブルも無く無事練習を終えた。

今回のレースもTCCクラスは前座の前座扱い、予選は朝一7時45分から、例によって予選は単独走行を予定、開始10分前にはゲートで待機、グリーンランプと共にコースへ飛び出した。後続には#16(EP82)が一台、前に出られると嫌なのでコースイン直後から目一杯、ヘヤピンまでに明確な差を付けてそのままアタックラップへ、コースはオールクリア踏めるだけ踏んでいきなりの1分55秒後半を記録、気温28度真夏のタイムとしては文句無し、続けてもう1ラップ、タイム1分55秒5ピットサインはトップタイム表示。

タイヤはYH048M超浅溝、燃料8リッター搭載、実質アタックできるのは3周のみ、その3周目に全力アタック、P・LAPに表示されたタイムは1分55秒348、この時点ではクラス1カルタス#9を押さえ総合トップタイム、クーリングの後時間を残してピットイン。この間#9カルタスがスパート、コンマ2差で総合ポールは逆転されてしまった。それでも同クラス2位#15には1秒以上の差を付けてダントツのクラスポールを獲得、何ごとも無ければ勝てるはず・・・

決勝レーススタートは午前10時30分、気温はすでに30度を超えている。スタート位置は最前列イン側、作戦としては1コーナーをインべた、2コーナーはそのままアウトからレコードラインを走って続くアトウッドは真ん中付近からインイン2速カチ回しでストレートへ、さて作戦通り行きますかどうか。

さてレース開始、ポールの#9カルタスがレース序盤ペースが上がらず当方がちょっと詰まりながらの展開となったが、3周目以降はカルタスも本来のスピードを回復、こうなると前方が開けコーナリング重視の#78にはどんぴしゃ、後続#15をどんどん引き離し独走状態でゴール!スプリント2連勝を達成、レース中のクラスファステストも記録、絵に書いたような作戦通りのレースでした。

これでシリーズポイントを48に延ばし、なんとか最終戦まで首の皮1枚と言えどもシリーズチャンプの権利を残しました、最終戦にはさらなる弾を詰め込んで、コースレーコードをマジで狙いに行きます、いやホンマまじですよ〜。



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