「文学横浜の会」

 文横だより

<9月号>

過去の「文横だより」

2016年 9月 6日 更新


一日中、
オリンピックの映像で賑やかだったテレビに、
大リーグ中継が増えてきた。

日本人投手の活躍や如何に、
イチロー選手は安打数を何処まで伸ばせるか、
興味の種は尽きない。

とは言うものの、
幾らなんでも東京オリンピックの予算は、
多過ぎる。

日本国、
日本政府の借金に、
国中が余りに鈍感なのではないか。

      ★

文横だより2016年 9月号を送ります。

◆出席者(敬称略)
 遠藤、金田、河野、佐藤ル、篠田、清水、藤村、杉田、成合、山下、山口/藤野、*池田、*江頭

(注)*池田さん、*江頭さんは今回初めて来られた方です。

◆読書会
 9月3日(土)17時30分〜
 読書会テーマ:「私の叔父さん」連城三紀彦

 担当(藤村)

文学とは、思想や感情を言語で表現した芸術作品。 また芸術とは、表現者あるいは表現物と鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動、 と定義される。さて文学横浜の会。今回対象とした連城三紀彦の小説「私の叔父さん」は。

<全文は下記のWebページを参照。>

今回の読書会では、出席者13名中5名は、会に際して初めて本作品を読んだとのこと。 会員各自の志向により感想もさまざまである。

≪会員の感想≫ 抜粋 

■読後感が良い。微妙な感情の起伏が巧みに書かれている。主人公というよりも、婿に入った香川布美雄の描き方に印象が残る。 ただ5枚の写真が言葉を伝えるくだりは少々無理があると感じた。

■少女から大人への端境期の女性の不安定な心理をよく捉えている。小説作りがうまく、巧みに読者を引きつけるプロの仕事。

■直木賞受賞は当時かなりセンセーショナルな反響を呼び、女性ファンの方が多かった。 確かに巧いが、読んでいて疲労感が残り、話しを作り過ぎている気もする。直木賞受賞時に山口瞳氏がアドバイスしたように、 「小説作りに律儀でありすぎて、説明過多になるのが難点。無理に小説にしようと思わない方が良い。」のかも。

以下全文は下記(文学横浜Webページ「読書会」
連城三紀夫「私の叔父さん」
をご覧下さい。

以上 藤村 記

◆次回の予定;
  日 時;10月1日(土)17時半〜
  テーマ:「コンビニ人間」 村田沙耶香
      「文芸春秋、9月特別号に掲載」(文芸春秋)
  担当者;金田

  AMAZON,「日本の古本屋」、お近くの図書館、等で

◆その他
 (1)10月以降の読書会担当者(予定)は山下さん、篠田さんの順です。

 (2)48号に掲載予定の原稿は金田、遠藤さんに送って下さい。
金田へは従来通りです。(コピーしたものと電子媒体)
遠藤さんには電子媒体のみを送って下さい。

(金田)


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