「文学横浜の会」

 読書会

評論等の堅苦しい内容ではありません。
小説好きが集まって、感想等を言い合ったのを担当者がまとめたものです。

これまでの読書会

2012年09月01日


国木田独歩「春の鳥」

 最初、主人公が白痴の少年ということであまりにもその問題に話が集中してしまった為、 テーマが少々ずれてしまった(反省)。

(読書会テーマの)選定者として私がうれしかったのは 「この短篇を読んだ時、あわせて他の数篇もよんだところ他にも感動的な作品がいろいろあった」との意見があった事。
「春の鳥」をきっかけとして、より以上の感動作に出会えたすれば、私としてはこれに勝る喜びはありません。

しかしこの作品に限らず、物語の時代背景が明治ということになると、やはり時代感覚のズレというものは、 どうしても出てきてしまう様です。

「明治は遠くなりにけりー でしょうか。いいえ、昭和も……」

    以上、熊坂記

(文学横浜の会)


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