「文学横浜の会」
読書会
評論等の堅苦しい内容ではありません。2014年06月09日
「ナポレオン狂」阿刀田高
初めて読んだ方がほとんどで、
その後、著者のこれを超える、あるいは匹敵する作品が無いという声も多く、著者の知名度、
文壇的な活動に比して、その作品は脆弱であるといった意見に落ち着いたように思えました。
しかしながら、直木賞を射止めた当作品の出来栄えは見事で、状況証拠を提供しつつも、
核心は書かずにおいて、読者をしてその顛末を想像せしめるという小説手法には感心させられた、
といった意見が多かったようです。
以上、河野記
◆次回
(文学横浜の会)
|
[「文学横浜の会」]
禁、無断転載。著作権はすべて作者のものです。
(C) Copyright 2007 文学横浜