「文学横浜の会」

 読書会

評論等の堅苦しい内容ではありません。
小説好きが集まって、感想等を言い合ったのを担当者がまとめたものです。

これまでの読書会

2014年07月07日


「モーム短篇選(下)」サマセット・モーム、より

「物知り博士」「ランチ」「蟻とキリギリス」の3篇

作品
1、物知り博士
 真珠の真贋論争、シニカルな真相

2、ランチ
 久しぶりに再会した女に、昔の復讐はなったか

3、蟻とキリギリス
 イソップ物語のアンチテーゼ

モームは、すでに読んだか、英語の副読本などで、馴染んでいた。
三位一体(クリア、シンプル、リズミカル)な文体で,大変読みやすい。
エンターテイメントの作家で、当時は大人気作家だった。
交友関係も幅広く、それだけに人間観察も幅広久鋭いが、温かみがある。
ラストで、予想外の結末が(落ち)用意されている。

今回は短篇を取り上げたが、長編は、又違った、シニカルな味がある。
他、モーパッサン、チエーホフ、Oヘンリーとの比較コメント等があった。

    以上、浅丘記

◆次回
 担当は遠藤さん。
 日時;9月6日(土)18時〜
  テーマは「鉄道員(ぽっぽや))」浅田次郎、集英社文庫
  サブ作品として同文庫掲載の「ラブレター」
  書店、AMAZON,「日本の古本屋」又は図書館等で…。

(文学横浜の会)


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