「文学横浜の会」

 読書会

評論等の堅苦しい内容ではありません。
小説好きが集まって、感想等を言い合ったのを担当者がまとめたものです。

これまでの読書会

2019年10月07日


「蜜柑」芥川龍之介

「黄金風景」太宰治

担当(河野)

人生には多々ある「逆転」をテーマに 芥川龍之介の「蜜柑」と太宰治の「黄金風景」を選んでみました。

明治25年東京築地生まれの芥川と明治42年青森津軽生まれの太宰には17の年の差がありますが、 太宰は終生芥川を慕うこと並々ならぬものがありました。

二人は十数年の間に数百からの作品を執筆した人気作家ですが、上記2作品は共に9枚に満たない掌編です。

参加者の意見としては、「この短さで、これだけの印象を読者に残すことができるのはスゴイ」というのが 大半の読後感でした。

短いにも関わらず、その印象深さにおいて参考になる等々、おおむね好評でした。


以上 河野 記

◆次回の予定;
  日 時; 11月 2日(土)17時半〜
  テーマ;「パーク・ライフ」 吉田修一

  担当者;遠藤さん
  

(文学横浜の会)


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