「文学横浜の会」
「掲示板」の内容
評論等の堅苦しい内容ではありません。2022年04月07日
D『価格破壊』 金子えい子
<書き込まれた感想>
遠藤さん 2022/2/25 22:20 投稿
今回は金子さんが一番心血を注いだ洋酒の並行輸入の仕事内容について、かなり詳細に克明に書き綴っていると思います。
浅丘邦夫さん 2022/3/12 12:18 投稿
金子さんは、ご存知の世界を股にかけての女性ビジネスウーマンです。今回は、ジョニ黒など洋酒ビジネスのさまざまを楽しませていただきました。
中谷和義さん 2022/3/21 13:12 投稿
タイトルは、流通業界に旋風を巻き起こしたダイエー創業者・中内功をモデルにした城山三郎の小説と同じ。筆者の金子さんは中内と同じく、業界の様々な常識に挑戦し、「並行輸入の女王」と称された。その迫力に圧倒される。
阿王 陽子さん 2022/3/21 17:06 投稿
戦後を並行輸入洋酒ビジネスで、駆け抜けた、金子さんの半世紀の自伝。行動力、発想、手腕、ダイナミックでピカイチ。当時の女性の中でもたくましさは伝説的だったのだろう。スリルもあって読み応え十分。実際にお会いして当時の話をお聞きしたいと思った。
石野夏実さん 2022/3/21 20:56 投稿
今号では、49年からの固定相場1ドル360円の時代が去り、73年に変動相場制に移行直後1ドル260円となる頃、輸出から輸入に頭を切り替えなければ生き残れない貿易会社にあっては、輸入洋酒で勝負を決断の巻である。(260円を付けた後のドル円は、世界情勢を敏感に反映しながら大きく上げ下げを繰り返し今日に至っている)
清水 伸子さん 2022/3/22 16:05 投稿
金子さんの歩んでこられた貿易商としての知恵と心意気に只々圧倒されました。
森山里望さん 2022/3/26 20:22 投稿
朝ドラのモデルになりそうなぐらいカッコイイと思いました。ご自分成し遂げた仕事を、時間を経たご自分の視点から記録するのはとても意義のあることと思います。
藤野燦太郎さん 2022/3/27 22:52 投稿
自分史は、結構苦労してついに最高の地位に就いたとか大きな会社に成長させたというの相場である。はっきり言えば自慢話で最後は鼻につくのが普通である。
成合武光さん 2022/3/28 10:53 投稿
すばらしい、の一言です。貿易に必要な書類の一枚も知らない、書けない。全く未知の世界ですが、どんな書類一枚でも、提出するまでは大変だ。まして隙を伺い、足を引っ張らんとする同業者のいる状況においては猶更だ。世界を飛び回る体力もさながら、気力、能力。驚嘆するばかりです。
林 明子さん 2022/3/28 23:54 投稿
女性の社会進出がまだまだ難しかった時代に、外国へ渡り輸出販売ルートを確立させ、成功まで辿り着くには、並大抵の努力や苦労ではなかったであろうと推察しました。
金田清志さん 2022/3/29 10:15 投稿
いやいや、私のような凡人とはまるで異なる人生を歩んだ作者の、またまたその一端をみせてくれました。
港 一さん 2022/3/29 17:41 投稿
文学という範疇を越えて、金子さんという人間がすごいと思いました。金子さんのような方々が活躍されたことで、戦後日本の復興があったのだ、と改めて感慨を新たにさせていただきました。
和田能卓さん 2022/4/1 13:23 投稿
山口愛理さん 2022/4/1 14:02 投稿
いつものように作者のパワーを感じる作品。サバサバとしてかつ理路整然とした文章は読んでいて気持ちがいい。細部の描き方や数字・データの生々しさ、時代の雰囲気の表現などが作品をよりリアルで小気味よいものにしている。
佐藤直文さん 2022/4/2 19:29 投稿
毎度ですが、判断力、実行力に驚かされます。社長として従業員とその家族の生活を預かり、失敗が許されない、たいへんなストレスのかかる中をよく頑張り抜かれたと思います。横浜の女傑であり、横浜の貿易の真の開拓者です。明治の初期、貿易は西洋人に牛耳られていました。商社が登場して日本人による貿易が行われました。私の勤めた会社も日本人に貿易を取り戻そうと創られた会社でした。文章から商いの楽しさが伝わってきます。商いは闘いであって、勝つか負けるかの厳しい世界であることがわかります。そこを勝ち抜いてくるには人の助けも必要だった。人徳が引き寄せていると思います。
太田龍子さん 2022/4/3 11:46 投稿
いつもながら金子さんのパワーに圧倒されました。時代の動きもよくわかって勉強にもなりました。ありがとうございます。
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