「文学横浜の会」

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2002年8月4日


「頑張れ、サラリーマン!!」

暑いなぁー。
なーんにもしたくなくなるよ。

景気は相変わらずだし、セリーグは巨人の独走だし、大リーグの目新しさも感じなくなったし、 なーんも面白いことがない。

 以前は、連続して休日が取れると、家にじっとしていられずぶらっと旅行に出掛けたものだが、 近頃は出掛けることも少なくなった。当然、お金を使う機会も少なくなった。 と言うことは、日本の不景気の要因の一つかも知れない。とぼんやり考えて、 僕が僅かばかりのお金を使っても、日本経済にどんな影響があるかる考え直した。 景気が悪いのは、僕が出掛けないからではない、と思って安心した。

でも安心ばかりもしていられない。出掛けないから、当然よけいな出費はしていない訳で、 その分、貯まっていてもよさそうなものなのだが、ちーとも貯まってない。 遠出をしない代わりに、だらだらとよけいな浪費をするからに違いないのだが、 老後が心配だ。

 先日も若いサラリーマンが電車の中で話していた。 将来の年金なんて、ぜーんぜん期待できないそうだ。 若い人がそう言うんだからそうなんだろうなぁ。

元々、今の日本の諸々の制度や取り決めは、戦後の高度成長期にかけて出来たもので、 今のように経済の安定期、人口の減少傾向を見据えてできているんじゃないと言うことだ。 それなら転換すればいいじゃないかと思うんだけど、 それがすんなりいかないのが今の日本の最大の問題点らしい。

 最近、家で昼寝ばかりしているのにも厭きたから、ぼくは最近出掛けたくてうずうずしている。 行ってみたい場所は沢山あるけど、まず行くとしたら中南米から南米。 東欧諸国も行ってみたい。 行くとしたら二十日、いや三十日は必要だろう。となるとそんなに休みが取れるか?
まず難しい。

でもこう言う世の中だからいつリストラに遭うかも知れない。 そうすれば暇はいっぱいできる。自由に何処にでも行ける。でも僕の生活はどうなるんだろう。 家族がいないからそんな呑気なことを言っていられる、と言われそうだけどね。

だけど、リストラに遭ったらどうしょうもないじゃない。生活なんて、なるようになるさ。 だいたい贅沢すぎるんだよ。 江戸時代なんてメシと沢庵、それにメザシがあれば立派な食事だったと言うじゃない。 三度の食事をしなくても、死にゃあしないよ。贅肉が取れていいかもよ。 そうなったら益々不景気になるね。 だって今は個人が消費しなければ不景気になる構造なんだ。

それより、ある日突然、行く場所が無くなったらと思うと、そっちの恐怖の方が大きいと思うよ。 人間、何もする事が無い、それって恐いね。自分で見つける他ないもんね。 リストラなんてより確実に、誰にでも何時かは、そう言う時はくるよ。

ぼくもリストラに備えて、有り余る時間をどうするか、考えよっと。 それから、何処に出掛けるか考えるか。それだけでも楽しいからね。

 頑張れ、サラリーマン!

(KK)


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