「文学横浜の会」
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2005年8月7日
「大詰め郵政民営化」− 道徳を忘れた仏教 −
郵政民営化法案がいよいよ大詰めを迎えている。
何れにしても、民主主義とはえらく時間と労力を要する。
日本では郵政民営化問題で政局は揺れているが、
イラク問題と言うよりイスラム教過激派問題で西欧諸国はテロの影に怯えている。
イスラム教とキリスト教との歴史的な対立との見方もあるが、テロリズムの根絶は容易いことではない。
勝者がいて敗者が生まれて、勝者に敗者を思い遣る心がないと、テロを生む温床となる。
圧倒的な勝者であればある程、敗者の対抗手段は、テロしかないと思い込む。
それにやはり「特定の国の民主主義」を押しつけるのは問題だ。
郵政民営化で混乱している日本は、まさに平和な国だ。
どちらに決着しても、ぼくらにすぐ影響がでるというものでもない。
高齢化、年金、財政問題、国の在り方、等々
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反時代的蜜語 梅原猛 H170719 より
聖徳太子は晩年「諸悪莫作(しょあく まくさ)、衆善奉行(しゅうぜん ぶぎょう)」という経典の
言葉を口ずさんでいたという。「悪をするな、善をせよ」という単純な言葉である。
ここで「善」というのは「仏教の六波羅蜜の徳」すなわち布施(ふせ)、持戒、忍辱(にんじょく)、精進、
禅定(ぜんじょう)、智慧の徳を指す。
「悪」というのは十善戒によって戒められる殺生(せっしょう)、偸盗(ちゅうとう)、邪淫(じゃいん)、
妄語(もうご)、綺語(きご)、悪口(あつく)、両舌(りょうぜつ)、慳貪(けんどん)、瞋恚(しんい)、
邪見(じゃけん)の悪をさすのであろう。
江戸時代に檀家制度ができ、僧侶の生活は安定していたが、
明治初期における廃仏毀釈の政策の一つとして僧侶の妻帯が奨励された。
血を吐くような懺悔の言葉とともに肉食妻帯に踏みきった親鸞にならって肉食妻帯を行いながら
(今の僧侶には)懺悔の心はあまりない。
しかしその責任を仏教のみに負わせることはできない、と筆者は言う。
このことは特に十善戒の第一の不殺生戒において著しい。
筆者は言う。 <K.K>
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