「文学横浜の会」
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2010年9月8日
「党首選、菅&小沢」
民主党の党首選はどんな結果になるんだろうか。
もっと若い世代が早く出てくれないかと思うのだが、日本の政治ではどうもそうならないようだ。
小沢氏を担ぐ集団の中で、7月に当選したばかりの「柔らちゃん」が発声しているニュース画面を観て、
何もまだこんな素人(失礼な物言いだとは思いつつ)を引き出さなくてもと思ったのは僕だけだろうか。
今回の党首選では、立候補の資格、と言うことも言われている。
三ヶ月前に「政治と金」の問題で鳩山前首相と共に辞任した小沢前幹事長なのに、と言うことだ。
検察審査委員会の結論次第で裁判に掛けられる可能性があるのに、と言うことも言われている。
それに対する小沢前幹事長の言い訳は「二度に渡る検察の取り調べで白なのだから自分にはやましいことはない」と言うのだ。
でもこれは一寸違うと思う。検察が逮捕しないのは「明らかに犯罪を証明する物証が得られなかった」と言うだけなのだ。
小沢前幹事長がもし総裁になり、総理に選出されたら、きっと「政治と金」の問題で野党は攻めるだろう。
小沢氏に関して多くの国民が抱いている疑念は、
政党交付金や政治団体についての資金の公明化について、関係する法規を再検討する必要がある。
小沢氏は自身の「お金」の問題を権力の乱用と見なし、不当だと見ているようだ。
鈴木衆議院議員や佐藤優氏の、所謂、「国策捜査」と混同して考えているようだが、もしそうだとしたらとんだおかど違いだ。
佐藤優氏の一連の著作物を読めば、成る程、説得力があり、国策捜査とはそう言うものなのかと納得させられる。
しかし小沢氏の疑惑は自身の政治資金に関する疑惑なのだ。
各報道機関の世論調査では菅総理を支持する声が圧倒的に多いそうだが、
それが民主党の党首選ではそうならないらしい。つまり小沢氏を支持するグループが党内に多くの議員を抱えているからだ。
これは小沢氏が民主党内で長年実権を握っていた成果だ。選挙の度毎に自分の意気のかかった候補者を立て当選させた結果だ。
こうした流れを見ると、確かに小沢氏には選挙の裏方、政治の裏方に対する実力は充分に伺える。
有り余る政治資金を持っているのだろう。
しかし本来の政治に対する実力は如何なものだろうか。
民主党の党首だった折りに、自民党と大連立を画策し、憲法改正を臭わしたという。
もしそれが本当なら、そういう事は影でこそこそ画策する事ではない。堂々と国民に訴えればいいのだ。
それが開かれた政治というものではないか。
それにもう一言、民主党の実力者達は、日本のリーダーとしての覚悟が充分にできていないのではないか、と思える。
鳩山前総理は元より、菅総理にも言えるが総理としての見識が足りないように思えて仕方がない。
また前総理の鳩山氏には、自分の話した言葉の重みや責任感が少しも感じられない。
我々は総理になって初めてそうした事を知ったのだが、永らく一緒に行動した方々は、
どうしてそういう事に気付かなかったのだろう。
お金持ちで、所謂、名門だから担いでいるのだろうか。
そう言う人物を国のリーダーにするのは国民にとって最大の不幸である。
誰が総理になるにしても、国のリーダーとはどういう存在なのか、肝に銘じて、しっかりと腰を据えて取り組んでほしい。
<K.K>
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