「文学横浜の会」
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2017年 8月 7日
「今の時代はどこ?」
安倍内閣の新閣僚が誕生した。
安倍政権の第何次内閣になるのかはおいて、よく見るとここ数年の間毎年のように組閣されているようだ。
無論、そのまま据え置きの閣僚もいるのだが、同じ首相の元では同じ閣僚、と言うわけにはいかないものなのだろうか。
もし組閣そのものが、大臣を乱造したり、世間の耳目を逸らすためのものなら、「良い政治」とはほど遠い。
そうした政治には、我々庶民は然るべき時の一票で応えるのみだが、
いやいや、そんな一票なんて無意味だよ、とみる方も多かろう。
何せ世の中、物事が多すぎ、考えなければいけない事も多く、それに変化も速すぎて、たったの一票では全てをその人に任せられない、
と思う向きも多かろう。
だから無関心を通そう、と諦める方もいるだろうが、大方は成り行き次第、
言い方を替えれば、その時の雰囲気で一票を投じるのが大方だろう。
それは何処の国でも同じで、その結果が米・仏大統領の誕生であり、日本の安倍政権なのだ。
民主主義の、いや投票によって代表者を決める制度の欠陥が、最近とみに語られるようになった。
特にインターネット時代になり、一瞬のうちに、所謂、フェイクと言う「嘘の情報」飛び交うがようになり、
民主主義の危機だと各国、その対策に悩まされている。
嘘の情報は国内の反対勢力から、或いは敵対する国から意図的流されたり、と問題はより複雑化している。
だからと言って隣国の中国のように、一党独裁、どのようにリーダーが選ばれるのか判らない、そんな制度はまっぴらだが、
今ほど選挙の在り方を考えざるを得ない時だと思う。
で、つらつら考えてみたがどれも何らかの欠点があり、だれでも納得させるような制度は思いつかない。
ならば選挙制度はやめて、問題毎に(例えば今の各省庁単位で)、明確な基準を設けて人数は問わず担当議員を指定する。
議員報酬は実費払いで、その担当議員によって多数決で決める。
無論、国の大枠に関する事を決めるのはそれらの議員の中から、議員の投票によって11人程を選び、つまり今の大臣に該当する、
それらの人達に任せたらどうだろう。
国民が選ぶ要素が必要な事項なら、問題毎に直接選挙の要素も取り入れる。
何れにしても最もいい制度を作るのが本意だが、実現するのは難しいだろう。
かと言って今のままでいいとは思いたくない。
何事も、山あり谷あり、良い時も悪い時も、つまり良い時代も悪い時代もあり、その繰り返しなのだろう。
とするなら、今の時代はどこにいるのだろうか。
<K.K>
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