「文学横浜の会」
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2017年11月 7日
「先月、総選挙があった」
そうだった。先月、総選挙があったのだ。
そんな事さえもう過去のように思い、去年の今頃はアメリカ大統領選に世界中の人々が固唾を飲んで見守っていたのだ。
そのアメリカ・トランプ大統領が日本に来た。日本から韓国、中国、ベトナムそしてフィリピンに向かうらしい。
トランプ大統領の登場で、何やら世の中が一層まがまがしくなったように感じる。
そんな大統領と親密感を深めてをいるのが安倍首相だ。
我が国の立ち位置を思えばやむをえない面もあるが、だからと言ってトランプ大統領とベタベタと寄り添うのも釈然としない。
北朝鮮の脅威をネタに、高額の兵器を臆面もなく売り込もうとする姿勢にも、なんとも複雑なものがある。
これほどに自国の製品を売り込むことを前面に出す大統領も珍しい。
例えそれが、アメリカの自国民に向けたメッセージだとしても、水面下で交渉するのなら兎も角、
大統領自身が自ら公式の場で発言する言葉なのかと、大統領の質の問題を問題視する国会議員もアメリカにはいるようだ。
でもそんな批判はトランプ大統領には何の効き目もない。
さてさて、日本では北朝鮮への強硬手段はやむを得ない、と言うのが大勢のようだが、表向きはそうであっても、
水面下では別の動きがあってもいい。
それは国家間の交渉事では、どう転ぶか判らない、と言う事もあるからだ。
何時アメリカが北朝鮮に対する交渉内容を変えるかも知れない。と言う事態に備えるためでもある。
アメリカは空母を東シナ海に複数集めて訓練するとの報道がなされた。
北朝鮮に対する米軍の力を見せつけて、暴走を思い留まらせる作戦のようだ。
それでも北朝鮮が核の開発を諦めなかったら、どんな展開になるのか目が離せない。
武力衝突だけはしないでほしい、と言うのは周辺諸国の願いだが、トランプ大統領の資質はなんとも不安材料だ。
そのトランプ大統領に、最も信頼を得ていると言われている安倍首相だが、
それが本当なら武力衝突を回避させるために、安倍首相の責任は大きい。
もしトランプ大統領が武力行使の決断を打診されたら、ノーと言えるだけの気力はあるだろうか。
ただ、同調するだけなら、そんな事は誰にでもでき、何のための友人だ、と言われかねない。
武力衝突を回避した問題解決こそ、日本の首相ではないか。
<K.K>
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