「文学横浜の会」
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2019年 4月10日
「女系天皇を認めるべき時だ」
来月から「令和」時代が始まる。
新しい時代の始まりに当たり、改めて女系天皇について考えた方も多かろう。
日本の天皇は永らく、と言うより始まった当初から男系天皇に限られていたらしい。
女性天皇は存在しても女系天皇はいない、と言うのが女系天皇に反対する側の理由である。
つまり女性天皇と民間人の男性との間に生まれた子供は天皇になっていないと言う。
例えて言えば、令和天皇のお子さんである愛子(敬宮)皇女は天皇になれるが、そのお子さんは天皇にはなれない。
天皇の直系の男性と結婚すれば、そのお子さんは天皇の男系と言えるのだろうが、その可能性は殆どない。
明治以前の時代なら、天皇は男子の子供を産むために(?)、正室とは別に複数の側室・妾を置いていたが、
今はそんな制度はないし、そんな時代ではない。今の制度ではどうしても男子を産めるという状況ではないのだ。
このまま行くとそう遠くない年代に、皇室を支える宮家は秋篠宮家だけになり、
最悪の場合、秋篠宮家の悠仁親王が天皇になられた際には宮家がなくなってしまう可能性もある。
悠仁親王殿下に男のお子さんが生まれなければ、今の男系天皇は絶えてしまう。
と言うのも今の皇室典範では女性の宮家は認めていないからだ。
つまりは男子だけが宮家を設ける事ができ、それは男系天皇制を維持するためなのだ。
現在残っている宮家では秋篠宮家の悠仁親王が唯一の男子であり、もう他に子供を産む状況にはない。
と言う事は、今では悠仁親王だけが最後の天皇候補であり、仮に悠仁親王に男子が生まれなければ…。
絶対に男系でなければいけない、と主張する者の中には、遡って、
戦前に宮家であった者の中から宮家を復活すればいいと言う者もいる。
つまりは今の平民から天皇に据えると言う理屈だ。それを受けるかどうかの問題もあるが、
そもそも国民が納得するだろうか。
今の代、一度そんな情報が流れれば、マスコミの餌食になるに違いない。
本人は及ばず、家族親族はもとより様々な情報が洗いざらい、良い事でも悪い事でも、晒される羽目になるだろう。
そんな弊害が生じるのは覚悟の事だとしても、今の代で、男系天皇に限ると言うのは無理がある。
今の政府は悠仁親王が成長して、その結果を見てとの姿勢が見える。
運よく男子の子供を複数産んでくれればよく、
性急に決めたくないとの思惑もあるのだろうが、はたしてそれでいいのだろうか。
仮に悠仁親王に子供がなければ宮家は絶えてしまい、天皇制を維持するために、
何処かから民間人を連れてくるしかなくなる。
それこそ日本の危機ではないか。
今なら女性宮家を認め、女系天皇を認めれば天皇制は維持できる。
今こそ、女系天皇を認めるべきだ。
<K.K>
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