「文学横浜の会」
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2020年 5月15日
「コロナ騒ぎの後」
コロナ、コロナで世の中一変した。
昨年末まで、いや三ヵ月前まで、日本で世界ではこれ程の騒ぎになると、誰が想像しただろう。
その頃は中国でのコロナ騒動をニュースで観て、なんと無茶苦茶な事をするのだと思っていた。
それからウイルスの蔓延はみるみる世界に広がり、世界中で大きな騒ぎになっている。
新型コロナウイルスもだんだんとその正体も判ってきて、ワクチンが出来るまで、
新型コロナウイルスとは付き合わなければいけない事は解った。
暫くは第2波、第3波の蔓延に注意しながら日常を過ごさなければいけないようだ。
そうした中で米国と中国の対立が目立つようになった。
どちらも国内に問題を抱えている。経済力をつけた中国はこの機を捉えて世界に影響力を及ぼそうとしており、
トランプ大統領は再選目指して、この混乱を中国の責任だと選挙に利用しようとしている。
この両国で新型コロナウイルスへの対応ワクチンの開発競争も激しくなっていると聞く。
早く開発した方が、世界での立場で優位に立てるとの思惑があるらしい。
覇権争いなどどうでもいいから両国で共同して開発してほしいが、何事も政治、覇権争いになってしまうのが世の常だ。
そうした争いの中から科学や技術が発展してきたのは確かだが、覇権争いは軍事に及ぶのも歴史が示している。
コロナ騒ぎはいずれ決着つくだろうが、その後の世界がどのような景色になるのか大いにきになる。
両国の軍事的対立だけは避けてほしいと願うばかりだ。
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コロナ騒ぎの後にどのような世界になるのだろう。一つの視点として、
人間の好奇心は無くなる事はないから、グローバル化はしぼんでしまう事はないだろうが、
経済の上ではこれまで通りのグローバル化は再検討せざるを得まい。
しかし経済的にみれば、より安い賃金で、つまりより安く物を作り高く売る資本主義の理屈は無くならない。
そうしたグローバル化された資本主義の本質がどう変化するか、変化してほしいと思うのだが、
どうなるのかは全く判然としない。
今回のようなコロナ騒ぎを教訓にして、今のような一人勝ち、一部の者が利益を独占、結果、貧富の格差が広がるような、
現代資本主義を改めてほしいのだが…。
各国のコロナ後の景気浮揚策をみると、どうやらそれは望み薄だ。 <K.K>
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