「文学横浜の会」
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2022年 4月16日
「やるせない気持ち」
やるせない気持ちで一杯だ。
連日のウクライナ情勢についてだが、あんな破壊活動や殺人が戦争の実態なのだろうが、
どうしてそれを正当化できるのだろうか。恐らく多くの人がそう思っているに違いない。
しかしどうやらロシアの国民の少なからずがそうは思っていないようだ。
思っていても反対の意志表示をすれば押さえこまれてしまうから、本当の声は判らないものの、
やはり多くがプーチン大統領を支持しているのだろう。
報道によると多くの国民は政府発表の情報にしか接する手段がなく、国民には真実が伝わっていない。
まるで戦前戦中の日本と同じだ。
情報化の進展により多くの国民に早く多くの情報が行きわたる時代にあっても、
国家の統制によっては偏った情報の氾濫となり、国民の判断の妨げにもなる事を見せつけられてもいる。
やりきれないのはそれだけではない。
核大国のロシアが核の使用もちらつかせての他国への侵略は今後の世界にただならぬ影響を与えるかも知れない。
現にロシアの近隣諸国ではNATOへの加盟に動いている。そうした動きに対してロシアは敏感に反応し、
核兵力部隊をそうした国々の国境に配置する、と言って脅す。
核の脅威にさらされてはと、同じように核戦力を持つべきだと主張する国も出てくるだろう。
一方では幾ら同盟を結んでも、結局は自国の事は自国で守らなければとの考えも強くなる。
となれば必然的に軍事費の増大に繋がる。
何れにしてもなんともやりきれない。
今のロシアにしろ中国にしろ、自由にものが言えない国はなんとも不気味で厄介だ。
国の独裁者の主義・考えだけで軍隊を動かせる国、それも決定手段がよく判らない国は、
今回のロシアのウクライナ侵略のような事が起こる可能性は今後も残るだろう。
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今回の騒動で地下資源の多くをロシアに依存している国はその影響も大きい。
多くを依存していなくともガス・石油などの地下資源の価格は暴騰し、コロナ禍と共に世界経済へ大きな影響を与えている。
ガス・石油などの価格高騰は、結果的に電力の原子力発電への依存が強まるだろう。
しかし一時的にそうした動きが起こるにしても、やはりそれは一時的にしたい。
何故なら今回のような戦争が起り、原発が狙われたら原子爆弾と同じ被害を多くの人に与える。
それに使用済み核燃料の保管問題もまだ人類は解決できていない。
何万年も安全に保管できると、誰が責任をもって言えるのだ。
すべての電力をとは言わないが、ここはやはりクリーンな再生可能な発電として自然エネルギーの利用技術を確立する事だ。
風力や太陽光等から得られる電気を利用し、或いはその電気を水素に変換して蓄える。
そして必要な時に水素を燃やして電気を作るシステムを確立する。
そうしたシステムを貧しい国に低コストで提供して、出来た水素ガスを輸入すればいい。貧しい国への支援にもなるだろう。
風と太陽光はどんな国にもそそぐのだ。
水素ガス車一台ぐらいの発電設備で各家庭で使用する電力は賄えるだろう。蓄電池を合わせればなお完璧だ。
過疎地や地方なら、それでエネルギーも無駄なく使える。
つまり全国どこでも一様に大電力会社が電力を供給するシステムから脱却すべきだ。
ロシアが化石燃料大国だと聞いて、猶更、化石燃料から脱却したい。
<K.K>
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