「文学横浜の会」

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2022年 9月15日


「とりとめのない鬱憤」

 マスクは手放せないまでも、コロナ慣れもあって日常はほぼ戻りつつある。

とは言え商店街でシャッターを下ろしたままの店舗を目にするにつけ、 人出はまだまだ戻っていないのか、それともコロナを機に人々の思考が変わってしまったのか。 何れにしても商店の淘汰は暫く続くのだろう。

これからはコロナとの共存社会になるにしても、何れ社会生活はコロナ前と比べて、なんらかの変化を齎し安定するだろう。

今回のコロナ禍にあってまず注目したいのは少子化は益々進んだことだ。 昨年の出生数は81万人だそうである。これは過去最低の出生数で、戦後の第一次ベビーブームの出生数の3割だそうだ。

こうした傾向は恐らく先進諸国に共通した事かも知れないが、問題はこれから出生数がどうなるかだ。 日本だけ出生数が回復せず、ずるずると下降すると、日本はどうなるのかと心許なくなる。

いや日本の人口は国土の広さから言えば今までが多すぎたから、それでいいんじゃないとの考えもあるが、 急激な人口減少は様々な問題を起こすだろう。
一つは老人問題であり、
一つは国の借金問題である。
老人問題は、年金問題であり、医療問題であり、介護問題であり、結局お金と関係しているから、財政問題に行きつく。

国の借金問題も、国の目論見はアベノミクスによって2%程度のインフレを起こして徐々に返済し、将来の国民にも返済してもらう、 との事だったのだが、目論見通りにはいかないのが生きた経済である。 それに今回のコロナ感染のような事象は避けようもない。

アメリカや欧州はコロナ不況による財政出動政策から、公定歩合の引き上げ政策に変わったが、日本はまだ財政出動を続けている。 1千兆円を超える借金を抱える日本では安易に公定歩合の引き上げはできないのだ。 よって金利の格差が生じて円の価値はみるみる下がってしまった。皮肉な事にアベノミクスでは2%のインフレも起こせなかったが、 国民の収入は変わらないのに2%を超えるインフレが起きて、物価上昇も急だ。

こんな状況をみていると日本の将来が、いや今後が心配だ。

旧統一教会問題をみても、何かおかしい。

何故解散命令がでないのだろう。

どんな教義、例えば「日本は過去に悪事を働いたから、日本の信者はお金で償って心の平安を得られる」
と言ったこんな教義があったとしても、信教の自由は認めざるを得ない。
が、実際に信者の家族を壊す程のお布施なりを強要、或いは心的圧力で出させるのは犯罪に他ならない、 と思う。それでも犯罪ではないとするなら、すぐ法律を作ればいいいのだ。

それをしないのは政治の怠慢だ。

<K.K>


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