「文学横浜の会」
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2022年10月16日
「自然エネルギーの利用大国へ」
ウクライナにいつ平和が訪れるのか不安な情勢が続いている。
これと言うのもロシアの勝手な振る舞いによるのだが、それを許しているロシアの政治体制、
そして過去の二度の大戦を経験して誕生した国連が、核の時代にあって機能していないことを見せつけている。
国連の改革が急務であることは確かだが、常任理事国の拒否権がある限りそれは難しい。
今の状況を見渡すと、欧米をはじめ日本でも軍事費増大への機運が各国で高まっており、いずれ増額される動きだ。
そうした流れを止めることは難しい。軍事費を増大した結果、世界がどうなるのか、どう流れるのか予測はできない。
独善的な自国の利益にのみ固執する指導者が間違った行動を起こさないように、国民はしっかりと見定めなければならない。
指導者が間違ったことをすれば、ロシアの多くの若者達が自国を脱出しているように、結局は自分にはね返ってくるのだ。
今、日本や世界で言われているのは燃料費の高騰だ。
化石燃料の有力な産出国の一つロシアが供給を停止、或いはロシアからの制限を受けているからだ。
ウクライナへの侵略国がロシアであってみれば、ロシアからの化石燃料が制限されるのは当然だ。
その結果として原発への依存度を高めようとの動きもある。
緊急事態としてはそれもやむを得ない、とは考えるが、そう手放しで賛成できない。
原発の最大の問題点は安全性だ。
将来的には技術の進歩で隔離期間を短くできる技術がでてくる可能性はあるが、それを待って原発を稼働させるのなら判るが、
やはり将来への安全性は担保できない。このまま多くの原発を稼働させて、気づいたら使用済み核燃料がそこら中に蓄積、
という事態だけは避けたい。
そこでぼくの言いたいことは将来に渡ってのエネルギー問題の方針を定めよ、という事で、
自然エネルギーを最大限に生かすための国としてのビジョンだ。
太陽光、風力、小川等の動力を利用して電力を発電し、またそれを水素に変換する技術を国が先導する事だ。
技術の改良や知恵を結集して、
小さな動力から小さな電力を作り集め、蓄積して、電力として流せばいいし、水素に変換してして蓄積する。
蓄積した水素は必要に応じて水素発電所で電気に変えればいい。
それにはまず国が水素発電所を作り、自然エネルギーで出来た水素を買い上げるシステムを作る。
そうすれば自然エネルギーから水素を作る企業も生まれるかも知れないし、
地方のちょっとした空き地に風力発電システムを作ったり、小川が流れていれば水車のような発電システムも出来るだろう。
つまり日本中で発電が可能なのだ。
こうしたシステムが日本で成功すれば世界に広めればいい。
自然エネルギーは世界の何処の国にもある。偶々地下資源ある国が、利益をむさぼり、世界を操るなど言語道断なのだ。
本来、地下資源はその国の物ではなく、世界共有の物なのだ。
<K.K>
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