「文学横浜の会」
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2022年11月15日
「移民の受け入れを」
昨年の出生数は戦後最低の約81万人だそうだ。今年は80万人を切ると予想されている。
出生数は戦後の、所謂、ベビーブーム世代の269万人が最高でそれから徐々に減って、コロナの影響もあったか、
2030年の予想出生数に早くも届いたしまった。
日本の国土で、適正な人口数はどのぐらいかの議論は聞かないが、人口が多すぎるのも問題だが、
人口が年々減るとなるとなんとなく元気が出ない。
人口減少が下降線をたどっているのが問題で、それが急だから猶更問題なのだ。
国も色々と対策を打っているのだろうが、成功していないのをみると、やはり真剣にとり組んではいないと見るべきだろう。
国の社会制度等の根底には、現役世代が支えるという制度設計があり、
急激な人口減少によって制度そのものに見直しが求められている。
国も何度か制度を見直し現役世代と国負担の割合を見直したりしてきたが、それでも常に政府予測に反して少子化は進み、今日に至っている。
ぼくの記憶では「百年安泰」だとか言って、制度を改定して反対を押し切って国民の負担を増やしたが、百年どころか二十年も経たず、
この状態だ。つまり国の出生数の予測は常に間違っていた事になる。
という事は国の予想出生数は常にこうあってほしいとの願望だったのだろう。
今は国債という借金を増やして何とか年金や医療等の社会負担を賄っているが、それは将来的に国民の負担となり、
現役世代は無論、年老いた老人達の負担にもなる。
今の世界情勢からみると、軍事費増への世論も無視できず、財政問題はこれからの大きな課題となるだろう。
それでなくとも日本は世界一の借金国なのにだ。
そうした問題を少しでも解決するために、日本も徐々に移民を受け入れる体制を整えたらどうだろう。
すでに日本には百万を超える外国人が労働者として生活していると聞く。その中には日本で生まれ育った子供もいる。
そうした人達のを移民として受け入れたらと思う。無論本人が希望すればだが。
日本の外国人労働者の受け入れ制度は職種を限って職業訓練や実習生等のような名目で受け入れているのだが、
如何にも姑息なやり方に思えて仕方ない。
そうして受け入れてきた労働者も何十年も経つと、その子供も育つ。
日本しか知らない外国人の子供も「いる。日本語も母国語のように扱うそうした子供達の将来を思えば国籍を与えるのが当然だと思う。
そうした人達を外国人として国内に置くのは人道的にもよくないし、国内の不安定要素にもなりかねない。
日本で生活している以上、希望者には国籍を与えて国民の一員になってもらい、社会保障も医療保障も同等に扱う。
日本は政策的に移民を受け入れない国だ。だが歴史を見れば日本は元々大陸や南方、或いは北方から集まった民族だ。
島国だから続々と外部から侵入したりというのではなく、少しづつ外から集まって構成された民族だと言える。
でもやはり、少子化問題を移民で解決することはできない。 <K.K>
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