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国鉄・オハ35型、オハフ33型客車
座席(ざせき)
1939(昭和14)年から作られた客車(きゃくしゃ)で、北海道以外(ほっかいどういがい)の所で使われていました。
昭和60年ころまで、北陸本線(ほくりくほんせん)や東北本線(とうほくほんせん)・常磐線(じょうばんせん)・山陰本線(さんいんほんせん)・鹿児島本線(かごしまほんせん)など、日本各地(にほんかくち)の普通列車(ふつうれっしゃ)につかっていました。
現在(げんざい)はイベントに使うため、JR東日本(ひがしにほん)の高崎運転所(たかさきうんてんじょ)と、JR西日本(にしにほん)の宮原運転所(みやはらうんてんじょ)にのこっているほか、静岡県(しずおかけん)の大井川鉄道(おおいがわてつどう)では、SL急行(きゅうこう)にもつかわれています。冷房(れいぼう)は付(つ)いていません
乗り降り(のりおり)するドアは、手(て)で開(あ)けたり閉(し)めたりしていました。
トイレ
トイレは、出入り口(でいりぐち)のドアと客室(きゃくしつ)のあいだにあります。
洗面所(せんめんじょ)
トイレの前(まえ)に洗面所(せんめんじょ)もあります。
網棚(あみだな)
荷物(にもつ)を置(お)く棚(たな)は、網(あみ)でできています。
今(いま)は、ほかの物(もの)でできていますが、網(あみ)でできていたころはこのようなかんじでした。
今(いま)でも、この棚(たな)のことは「網棚(あみだな)」といいます。
車内(しゃない)のようす
「5」と出(で)ている左側(ひだりがわ)の箱(はこ)が、放送(ほうそう)がながれるスピーカー。
電灯(でんとう)は白熱灯(はくねつとう)という電灯(でんとう)です。あとで蛍光灯(けいこうとう)になった車輌(しゃりょう)もありました。
トイレの鍵(かぎ)をしめると、このランプがつきます。
このランプは、今(いま)の電車(でんしゃ)にもついています。
座席(ざせき)の下(した)と、窓(まど)の下(した)には箱(はこ)があります。
座席(ざせき)の下(した)からは、電気(でんき)で暖房(だんぼう)をつかうと、あたたかくなってきます。
窓(まど)の下(した)の箱(はこ)からは、蒸気(じょうき)の暖房(だんぼう)をつかうと、あたたかくなります。