ACBL SAYC SYSTEM BOOKLET
ACBL

 SAYCはその簡明さと必須なコンベンションとトリートメントを具備しているので,インターネット・ブリッジの標準方式として使用されておりおります.そして,これまでにも,多くのバージョンが公開されています.

 ACBLが,SAYCを「イエロー・カード・イベント」用として制定したのが,1988年でしたが,1990年以降はサポートを中止していました.

2003年4月に,ACBLは十数年ぶりに改訂を行いましたが,字句や文書形式の訂正にとどまり,内容は1988年版とほとんど同じでした.

本年(2006年)1月,再度,改訂が行いました.今回は,概要,チョイスおよびカーデングが大幅に書き換えられ,また,プリエンプト・オープニングの項が新設されました.

今回の改訂で特筆すべき点は,「1のスーツ・オープン」関連の「ポイント・レンジ」が,現在ACBLがホームページで公開している学習ソフト"Learn to play bridge" (これはJCBLが「ブリッジ入門」としてHPで公開しています)と整合性をもたせたことでしょう.

 これによって,「ブリッジ入門」を学習したプレイヤーはスムーズにSAYCへ移行できるようになりました.

SAYCの優れている点は「その簡明さと必要最小限のコンベンションとトリートメントを具備している」ことです.

多くのバージョンは多数のコンベンションを追加して,重装備になっていますが,少ないコンベンションを使いこなすことが肝要です.

この際,一度,元祖SAYCをひもどいてみることをお勧めします.

 ブックレットとコンベンションはACBLのホームページからダウンロードできます.

本倶楽部の中級室のSAYC講座も改訂版に対応して改訂する必要がありますが,雑用が多くて手がまわりません.

ブックレトの主要部分の抄訳を紹介しておきますので,関心のある方はご覧ください.

なお,ブックレットの内容は下表のようになっております.

目次

01

概要

02

チョイス

03

オープニング基準

04

1NTに対するレスポンスとその後

05

1NTオープンに介入した場合

06

2NT、3NTオープンに対するレスポンス

07

1/1オープンに対するレスポンスとその後

08

レスポンダーのビッド・シークェンス

09

1/1オープンに対するレスポンス

10

2オープンとビッド・シークェンス

11

2/2/2のビッド・シークェンス

12

プリエンプト・オープニング

13

スラム・ビッディング

14

ディフェンシブ・ビッディング

15

コンペテティブ・ビッディング

16

リードとシグナル


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