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CHUSAN の FIELD NOTE
平成29年5月10日

日 時 H29/5/7〜5/9
場 所 奄美大島(鹿児島県)
天 候 曇、晴れ 
確認者 CHUSAN
キジバト 13 オオソリハシシギ 25 ブッポウソウ 37 アマミヒヨドリ
リュウキュウズアカアオバト 14 アカアシシギ 26 リュウキュウコゲラ 38 ウグイス
カワウ 15 コアオアシシギ 27 オーストンオオアカゲラ 39 リュウキュウメジロ
アマサギ 16 アオアシシギ 28 ハヤブサ 40 セッカ
アオサギ 17 キアシシギ 29 リュウキュウサンショウクイ 41 コムクドリ
ダイサギ 18 ソリハシシギ 30 サンコウチョウ(S) 42 オオトラツグミ(S)
チュウサギ 19 ウズラシギ 31 ルリカケス 43 アカヒゲ(S)
コサギ 20 キリアイ 32 ハシブトガラス 44 イソヒヨドリ
クロサギ 21 ミサゴ 33 アマミヤマガラ 45 リュウキュウキビタキ
10 ムナグロ 22 リュウキュウコノハズク(S) 34 アマミシジュウカラ 46 スズメ
11 シロチドリ 23 リュウキュウアカショウビン 35 ツバメ 47 キセキレイ
12 メダイチドリ 24 カワセミ 36 リュウキュウツバメ
平島に6泊という私としては異例の長丁場の遠征を無事終了、飛行機待ちの3日間を再び奄美大島で過ごした。7日は地元のバーダーのEさんの案内で各ポイントを教えてもらいながらの鳥見、良く晴れた8日は半分観光を兼ねた島の南部を中心としたポイントと前週夜の探鳥で辿ったコースの確認とオオトラツグミを目標とした単独での夜探。そして最終日9日は午前中の本茶峠から自然観察の森に至る尾根道の探索という訳で、渡りのシーズンも終盤で鳥は少なかったものの気楽な鳥見を楽しんだのであった。前週とは違ってリュウキュウアカショウビンの声が聞こえ、近くを飛翔する姿を確認することもできた。8日の林道歩きでは道のすぐ脇の木立の中で啼くオオトラツグミの声を何回も聞くことが出来た。すぐそばで10分以上にわたって啼き続けてくれたのにどうしても姿を見ることが出来ない。「オニさんこちら」とからかわれているようでテンションが上がるがやはり見えない。というわけで日没後を待って同じ場所を徒歩で探してみた。ライトに浮かび上がる横枝や葉影をゆっくりと丁寧に検索したが、結果としては発見できず、宿題を残す結果となった。最終日の9日は先ず宿泊したバンガローのテラスの前、朝食を終えて荷造りしている最中に「キョッキョッキョッ」という声と共になんとオーストンオオアカゲラが飛来し、バーベキュー設備の一部の木材に取り付いてツツキ始めたではないか。距離5m。時間にして5分前後、労せずして間近に観察撮影することが出来た。その後尾根筋を車で流したがリュウキュウサンショウクイの姿を各所で確認することができた。午後2時過ぎ、空港に到着、レンタカーを返却して約2週間に及んだ奄美大島、平島への鳥見旅行を無事終えることになったのである。奄美の固有種をしっかり見て、撮影できたこと、平島ではシベリアムクドリをベストの状況で観察出来た事、全半の奄美では思いがけずオオチュウを見付けることが出来たことなど、終わってみれば目標ほぼ100%を達成出来た成果の多い旅であった。なお、宿泊した内海バンガロー、居ながらにしてルリカケス、オーストンオオアカゲラ、ズアカアオバトの姿が見られる他、アカヒゲ、サンコウチョウ、夜には間近にリュウキュウコノハズク、遠くオオトラツグミの声が楽しめる自然たっぷりな宿泊施設であった。バードウオッチャー向きの施設であ。