このところ三番瀬詣でが続いている。新手が入ってこないかという期待感からであるが、一方では近場ではさしたる情報もないという事情もある。ともかく早朝に出かけてせいぜい2時間くらいの観察を終え、帰りに谷津の観察センターに立ち寄り茶店で涼んでから昼前に帰宅、昼食を済ませてから少しばかりの昼寝を楽しみ、撮影画像の選別をしてサイトにアップする。このパターンの繰り返しである。という訳で今日も今日とて何も考えずのこのパターンであった。このところ連日南風が強く、今朝も引き潮を狙っていったのだが6時半頃でも南風に吹き寄せられて干潟は全く出ていない。7時半前頃になってまだ干潟が出ていないにも関わらず、待ちきれなくなったのか、杭に止まっていたダイゼン、オオソリ、オバシギなどが波打ち際に降りてきて、採餌を始めたのである。従って距離は近い。そのうちに31羽のミヤコドリも岸辺近くにようやく現れた小さな干潟に飛来、これも普段よりも近距離で観察することが出来た。キアシシギ、トウネンなども加わり干潟が賑やかになってきた。しかし干潟が広がるにつれて鳥たちも徐々に分散、新手の鳥も来る様子もないので移動しようと干潟に背を向けたその時、鳥友から「メダイが来た!」との声。メダイチドリの小群が飛来したのだ。近づいてみると中にオオメダイチドリが1羽混じっている。冬羽の成鳥である。やはり7月には成鳥の割合が高い。暫くの間オオメダイを観察したのち、8時30分頃に谷津干潟に移動。谷津の干潟はまだ満水状態で目立った鳥の姿はなく、予定通り茶店のかき氷で一休みし、三番瀬の潮風で全身にまとわりついた湿気を払ったのちに帰路についた。
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